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市川大町の谷津田を歩いて 前編 [穀雨]

梨農家が点在する市川大町は梨の栽培が盛んで、街道沿いには沢山の梨の直売所が並んでいます。元は江戸時代、八幡の川上善六が尾張美濃からこの市川に持ち込んだのが始まりです。

このあたりの土地は関東ローム層からなっており、平らな地形に、小さな川が侵食して、それがやがて谷津を形成していきました。北総台地と呼ばれるこの大町は標高が25m程になります。

水はけの良さと、日照時間も長く梨には適した場所でもありました。梨を栽培することによって直接地面に雨が当たらず、ゆっくりと浸透していき、やがて地下に蓄えられ、谷津に浸み出していったのです。

昭和40年代に減反政策により、水田を埋め立て畑にしたり、宅地化が各地で起きました。
そんな中、この谷津を残そうと地元の農家や先生、市民が立ち上がり、昭和48年に「大町自然公園」が開設され、後、動物園もできて大町公園自然観察園となりました。

昨日、夏を思わせるような暑さの中、この谷津田"長田谷津"にお邪魔してみました。
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この日は休園日ということもあり人気はまばら。鳥の鳴き声だけの静けさの中、イロハモミジの新緑のトンネルを歩いていきます。

左手にある丘の階段を登っていくと緑の新緑の中で黄色が映える花を見つけました。
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キンラン
黄色い花を金に見立ててその名がついています。花は条件が良くないと中々全開しません。


筑波では見頃を迎えていたヒトリシズカの花。ここではもう終わりに近づいていました。
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五重塔などの屋根からぶら下がる宝鐸から名が付いたと言われるホウチャクソウ
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同じような白い花をたくさんぶら下げるアマドコロ
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どちらも春に咲く代表的なユリ科の植物です。
丘を下りて再び淵の自然散策路を歩いていきます。西斜面は陽があまり射さすこともなく、この暑さでも涼しく心地好い。そんな少し薄暗い路に目につく鮮やかな花が点々と咲いています。
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ホタルカズラ
名前の由来は夜暗くても蛍のように発光して見えるからという説や点々と咲く姿がホタルを連想させるという説があり定かではありませんが、薄暗い雑木林に一際目立つ鮮やかなブルーの花を観た時は思わず感銘を受けます。


紅葉が鮮やかな樹木のひとつにニシキギがあります。1cmにも満たなく、目立たない緑色の四弁の花を多数咲かせていました。
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その昔この樹木につくイボタロウムシが分泌する蝋物質を動きの悪くなった敷居の溝に、この蝋を塗って動きを良くさせたことから名が付いたとされるトネリコ。戸に塗る木が転じてこの名前になったとか。昔の人は良く考えます。今、花序が見頃を迎えています。
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明日は台地から流れる水の回りにスポットを当てて後編をお伝えします。


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コメント 2

maico

昨日は大町公園でニアミスしていたんですね。
私が山の上でキンランを撮っていた時刻は、
写真の撮影時刻から12時40分から13時まででした。

大津川では犬を連れて散歩している人も多いので、犬好きの私は、時折、見たままの印象を一声かけたりしていますが・・・・
行くのは、春や秋が多く、夏冬はほとんど行ってないのが現状です。

ブログを再開されたとのことで早速訪問いたしました。
by maico (2015-04-28 17:47) 

羽振俊

見てくださりありがとうございます。
大町では本当にニアミスしてたかもしれません。またお会いして色々な話をしたいものです。今後ともよろしくお願いいたします。
by 羽振俊 (2015-04-28 22:40) 

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