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ゴゴサンジ [立秋]

有川浩氏の小説に”植物図鑑”があります。

「お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか。噛みません。躾のできた良い子です。」
さやかはその物言いを面白がり、行き倒れのその男”樹”を家に上げることになります。
ところがその彼は家事万能、さらに植物オタクだったのです。一晩泊めてあげるだけのはずが、知らぬ間に一緒に暮らすことになったのです。
週末ごとに近所で野草を採ってきては料理する彼、次第にさやかはそんな彼に惹かれていく・・・

そんな恋愛小説の中に、ハゼランという植物が登場します。
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熱帯アメリカ原産の帰化植物の一年草で、明治初期に観賞用に持ち込まれた花が野生化したそうです。
名前の由来は蕾がはぜるように咲くランのような花から来たそうですが、諸説いろいろ。
別名"三時花"、午後三時ごろに咲くことからそう名付けられました。

一昨年、水のない泥の溜まった下水口に綺麗なピンク色の蕾を持ったハゼランが育っていました。
いずれはこの泥と共にハゼランも処分されてしまう。それではあまりにも不憫、泥ごと持ち帰って育てたのです。しかし残念ながらその年は咲くことなく枯れてしまいました。

翌年そのまま放置しておいた鉢に葉が出てたった三輪でしたが花を咲かせました。
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その年の暮れ、訳あって鉢を処分することになり、その土を新しい住まいの庭に移したのです。

茎がでなかったハゼランは今年20cm程の茎を直立させ沢山の花を午後三時に咲かせててくれています。
しかも1本だけでなく4本も。
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ピンクの花と共に赤や黄色になった果実も生って鮮やかです。

今家で咲く"行き倒れのハゼラン"はひょっとして樹なのかもしれない、などと急に乙女チックなことを考えてしまうバカなおじさんでした。


樹はさやかにハゼランを"三時花"と教えます。それをさやかは間違えて”ゴゴサンジ”と覚えてしまいます。
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来年もゴゴサンジが待ち遠しい時間になりそうです。。



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