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小春日和 [column]

何年ぶりであろうか?母親と墓参りに行ってきた。

御歳84になる母親から墓参りに連れていって欲しいとせがまれていたのだが、時間に都合がつかず今になってしまった。

まだ陽が昇ってまもない時間に車で出掛けると辺りは朝霧が立ち込め、太陽がぼんやりと霞んで見える。

11月に入ったにも拘らず暖かな日が続き、今日も恐らくそうであろうと、霧を見ながら思う。

思った通り、日が昇るに連れて霧も晴れ、雲ひとつない快晴となった。

「あと何回墓参りに来れるだろうか?」と母親がぽつり言う。


霊園に咲く山茶花。地面に落ちた花びらが一面ピンクの絨毯となっていた。

モズの高鳴きがまだ聞こえる。赤トンボが小春日和の空にわらわら翔んでいる。

無事墓参りを済ませ、この霊園から程近い先月行った御前山に向った。

伴侶を無くしてからは犬の散歩と買い物位しか外出しなくなった母親に、この機会に紅葉を観て貰おうと足を運んだ。

皇都川沿いのケヤキの林は前回来た時より色づいていた。
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ホオノキの葉が落ちていると朴葉を使った料理の話や、サイカチの果実が生っていると戦後石鹸替わりで食器を洗っていた話など、植物にまつわる経験談を初めて語ってくれた。


皇都川を遡るとさらに紅葉が観ることができ喜んでくれた。
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御前山を離れ、茂木さらに益子へと足を伸ばす。

途中イチョウの黄葉が青空と絶妙なバランスを保っていて立ち止まって観入っていた。自分はこんな母親の血を受け継いでいるのかもしれないと改めて思ったのである。
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暖かな小春日和に"今日は本当に天気が良かった。楽しかった。"と何度も繰り返し言う。

今だ大きな病気をしたこともなく元気な母親を、時間を見つけてまたどこか連れていってあげようと思う。






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