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船戸の森へ [穀雨]

昨年初めて訪ねた我孫子にある船戸の森。花の時期は過ぎて葉だけが生い茂り、来年こそは是非観に来ようと考えていました。

今回漸く午後から休みが取れて訪ねてきました。南からの強い風が吹き荒れ、予報では3時頃から雨が降り出すことを告げていました。
何とか降り出す前にと、カメラ片手に慌てて船戸の森へ向かいました。手賀沼の縁沿いに今もなお残る里山。地主と地元の方により手入れが行き届いた気持ちの良い森です。
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今にも泣き出しそうな空、沼から吹く強い風。鳥たちは鳴いておらず、代わりにアマガエルが「クワックワックワッ」と甲高い声で鳴いています。この声を聞くと雨が近いと誰からか聞かされました。
実際”雨鳴き”と言われるそうです。

クヌギやコナラの雑木林の林床では春を代表とする花が咲いていました。
ホウチャクソウ
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ウラシマソウ
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アマドコロ
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斜面ではゼンマイが出ていました。
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コナラは新しい葉が出て暗い空を明るくさせてくれています。
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針葉樹で薄暗い湿り気のある森の中に目的の花が咲いていました。
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ムサシアブミです。サトイモ科テンナンショウ属で先ほどのウラシマソウ、マムシグサや筑波に多いミミガタテンナンショウと同じ仲間です。

葉は2枚、小葉は3枚あり小葉1枚は約30cmほどの大きさです。
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葉と葉の間に見える白っぽいのが仏炎包(ブツエンホウ)。
横から見るとこんなシルエットです。
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このように丸まった形が馬具の鐙(アブミ)~鞍の両側に垂れ下がる乗るための足掛け~に見え、しかも武蔵の国で造られた鐙がそれとよく似ていることからそう言われる由縁です。ミミガタテンナンショウに似て端が耳の形をしています。
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ミミガタテンナンショウ(筑波山にて)

花はこの仏炎包の中にあります。白い棒状のものが少しだけ顔を覗かせています。
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この辺りは群落を作っており多くのムサシアブミを観ることができる貴重な場所です。

念願かなって漸く観れた姿は正直その造形がヘビが鎌首を上げているような姿で、おどろおどろしいものでしたが、仏炎包のストライプ模様の美しさには自然が作り出した形容し難いものがありました。







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