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小春日和の市野谷の森 [小雪]

明け方は曇っていたせいか先日の朝のような寒さはなく、日中も11月の終わりとは思えないほどの暖かな小春日和でした。明日から師走、笑っても泣いてもあと1ヶ月です。

一週間ぶりのまともな休みを戴き(午後からですが・・・)、仕事場からそのまま直行で流山の市野谷の森に行ってきました。
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先日もブログで挙げましたが、来年度から始まるここ市野谷の森での自然観察会の準備に向けて、現状を全体的に観てきました。どこがどう開発されてしまっているのか、また、樹木をはじめとする植物全般と動物の現状確認を2時間ほど歩いてみました。

森の西側から入り、おおたかの森中学校の脇を抜け、森に沿って北東入り口まで行き、再度森の中に入って西に出るコースを取りました。

まず西の入り口。造成地に沢山のオギが生い茂っていたところも刈られ、その脇の土の道も舗装化されていました。ポツリポツリ家が建ち始めています。

入り口に生っていたムラサキシキブの果実
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西の入り口
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右手は学校の校庭、左はボーイスカウトの森があります。
細い道と校庭との間にはシラカシ、イヌシデ、シロダモ、クヌギ等の樹木が植わっています。
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森側はそれ以外にムラサキシキブ、ニワトコ、フユヅタ、コナラ、ミズキ、アカメガシワなどなど。
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写真はミズキです。(この写真を撮ったあと、水木しげるさんの訃報を知りました。作家時代経営していた水木荘から名前をとったそうです。それが果たして樹木のミズキからなのかは解りませんが、以前から"ミズキが茂る"って素敵な名前だなぁと思っていただけに、感慨深いものがありました。ご冥福お祈りいたします。)

二股に分かれる手前に一本のムクノキがあります。ムクノキの落ち葉を触るとざらざらしており、昔はそれをヤスリ替わりにしていたそうです。濃い紫色した果実は甘く、干し柿に似た味がします。
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この木を右手に折れ学校の正門方向へ向かいます。その正面にそびえ立つ一本の巨樹がシラカシです。
開発では回りの木々は多く伐採されましたが、この木だけは無事でした。
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シラカシの脇には秋の花、オトコエシがまだ咲いていました。今日観た中で数少ない花のひとつです。
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シラカシと共に残った数本のイヌシデです。
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右手に学校、左手には柿農家があります。柿農家側にはアカメガシワ、ゴンズイ、ヒサカキ、イヌシデ、アカメガシワが細々残っています。
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反対側から観ると・・・
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柿農家の今年は終わりました。
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正門を左に折れて森沿いを行きます。柿農家の隣の民家の庭にムクロジの木が植えられており、紅葉を迎えています。
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この道は春まで土の道でした。開校に合わせて舗装整備されました。唯一ホタルカズラの咲く道でした。
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ゴンズイの紅葉の始まり
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道沿いで写真を撮っていると散歩する二人のご婦人に会い、以前この森に馬小屋があった昔話や植物の話で長話、いつまでもこの森を残して欲しいと切に願っておられました。
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続きはまた明日。







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年末の自然観察会 [イベント]

モズの高鳴きから75日はとっくに過ぎてしまい、ようやく3ヶ月が経ち今朝自宅の柏に霜が降りました。初霜になります。早朝の5時の空はまだ暗く星が瞬いています。放射冷却で車の屋根は霜で真っ白です。少し遅めの冬到来といった感じがします。


本年最後の自転車に乗って行うファミリー自然観察会が12月13日(日)に行われます。
前回終了時にまた同じ場所でやりたいという意見が多く寄せられたため、今回も筑波の椎尾山で行います。

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(前回の自然観察会・椎尾山山中にて)


午前中はマウンテンバイクでツーリング。もちろん筑波山に住む生き物や植物を観察しながら、のんびりツーリングです。
午後は場所を移動して、いつもお世話になる来楽庵さんに行って美味しいお蕎麦をいただきます。



日時/ 12月13日(日)小雨天決行
集合/ 9時 現地つくし湖 
参加費/ 4,500円(食事代込み)
募集人数/ 10名(大人のみの参加もOK)


☆持ち物 マウンテンバイク、トレッキングシューズ(スニーカー・ジョギングシューズ可)、グローブ、ヘルメット、軽食、飲料、着替え、替え靴、雨具
*マウンテンバイク、ヘルメット、グローブ&プロテクターのレンタルもございます。
(図鑑、メモ帳&ペン、カメラ、ライト、双眼鏡、釣り道具、ルーペなどがあるとより楽しめます)


申し込み・連絡先 メール/nature.harmas2@docomo.ne.jp

今回は年末なので防寒対策をしっかり用意の上お願い致します。


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立ち枯れの松の森 [自然観察会]

筑波の麓の椎尾山自然観察会。何年も続けてきて何処に何の樹木があり、草本があるのか頭の中に入れてきましたが、四季や月毎でもまだ気が付かない、見落としたものが多くあったりします。今回もまたひとつ初見の植物がありました。

サネカズラ、別名ビナンカズラ(美男葛)です。昔、この蔓から粘液をとって整髪料に使用したことからビナンカズラと名がついたとされます。この赤い果実は5cmほど、まるで大きなイチゴのような容姿です。
漢方薬としても使われています。
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このツル性の樹木の発見もこの辺りのアカマツの立ち枯れと倒木によるものでした。
マツノザイセンチュウとカミキリムシによって次々とこの周辺のマツを枯らしていきました。遠くから山を眺めると薄茶色の林が拡がっているところがあります。そこは落葉した森ではなく、全てマツの立ち枯れです。
そう、私たちが歩いているところはまさしくその中なのです。
少しでも風が強く吹けば次々と倒れる立ち枯れのマツ、今回山道沿いだけでも20本以上が折れていました。
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行く手を阻まれ、何とかすり抜けて下山していきます。折れたマツもやがて土となります。暗かった森に倒れたことにより、日が差し込み、次の植物が台頭してきます。


リョウブの紅葉
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フユノハナワラビ
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マンリョウ
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下山途中も多くの植物が育っていました。ハイピッチで雨が降りだす前の自然観察会でした。

観察会、掃除を終わらせ、一行は真壁にある来楽庵さんの庭をお借りして再び観察会をおこないました。
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来楽庵さんの入り口のイロハモミジ


ツクバネ
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ハゼノキ
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コマユミ
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沢沿いのイロハモミジはまだ紅葉していませんでした。
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クヌギ、コナラ、イロハモミジ他には何の樹木の落ち葉があるでしょうか?
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一通り観察会は終了。皆さんでお蕎麦を戴き解散となりました。





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筑波の麓で自然観察会 [自然観察会]

昨日の続きが一昨日に・・・

朝7時からの自然観察会を筑波山の麓の椎尾山で行いました。
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天気は時折雲の切れ間から青空が顔を出す程度の晩秋を越えて初冬の肌寒い朝でした。それでも過去の写真と見比べても暖かい様子が見てとれます。
つくし湖の回りの落葉樹の葉の色づきが、今年はまだそれほどでもないのです。しかも霜がまだ降りていません。凍えるほどの寒さではないのです。それほどまで今年は暖かな日が続いています。


つくし湖から薬王院への登山道を登っていきます。暖かとはいえ、やはり秋の終わり。イロハモミジは色づき始めています。
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落葉樹の葉も大分なくなり、地面には落ち葉で敷き詰められています。程なく薬王院に着きました。
先日の下見同様の天気、モノトーンの風景や雲が谷に降りていくところも全く同じです。
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境内を彩る紅葉と黄葉
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イロハモミジ

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センダン


冬を代表する大型の花、ヤブツバキ。
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そしてカラスウリの果実
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こちらのイロハモミジはまだ紅葉していません。山門を背景に。
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そして椎尾山山頂を目指して山道に入っていきます。赤色をした果実がこの道沿いで多く観られます。
マユミの果実
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アオキの果実
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フユイチゴ
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山頂付近に沢山の種子が落ちていました。それはまるでタンポポの種子のような白い冠毛があります。
テイカカズラの種子でした。風によって運ばれてきたのでしょう。
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山頂から降りていくと山は荒れていました。




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筑波感謝祭 [小雪]

暦通り北国では雪が舞う一日となった今日、筑波でも冷たい雨がしとしとと降り続きました。
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朝七時の自然観察会では降っていなく、時折灰色の雲の合間から青空が顔を覗かせていましたが、終了間近、たまにポツポツと額に感じる位の雨が降りだし、時間が経つに連れ、レインウエアが必要になるほどの雨となりました。

9時になり全員集合して山の清掃を開始しました。雨のため予定を変更して椎尾山の薬王院までの約3kmの林道周辺を重点的にゴミ拾いを行いました。
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今回集まってくれたメンバーは19名と1匹。
しとしと降る雨の中を雨対策した格好でスタートです。毎年1年に1回この日を待ち望んでくれているメンバーもいて和気あいあいとお喋りしながら林道を登っていきます。
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小学生の子達が先を競うように小さなゴミを次々と拾っていってくれます。
後方では少し危険な崖や藪の中にまで入って次々と拾い上げていきます。

数年前は本当にこの林道沿いはひどく、ソファをはじめ、冷蔵庫、テレビ、テーブルなどリビング一式が揃ってしまうほど家財道具が捨てられていたり、消火器が何十本と崖下に投げ捨てられていたりと、回収するだけで一苦労させられていました。

ここ何年かはそこまでの粗大ゴミは見られなくなりましたが、今年も例年同様圧倒的に多いのがカンやビンです。
それに加え、今年の大物は車のタイヤとホイール、テレビ、バーベキューの台などなど。

相変わらずゴミは減ることはありません。道端ならともかく、藪や崖に放り投げられると回収が厄介で、しかもこの時期イノシシ猟が始まっていることもあり、そういった所に仕掛けた罠にかからないか気を付けながら危険な作業です。そのため深入りすることができず、見えるのにも関わらず泣く泣くゴミをそのままにしてきたところもありました。
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往復僅か6kmでこれだけの量のゴミが出ました。ゴミのなくなる日までまた来年も続けて参ります。
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自然観察会の様子は明日。



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観察会の前に [小雪]

今日は二十四節気の小雪(しょうせつ)です。
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(今朝の筑波山)

都会では銀杏の葉が落ち始め、紅葉が色づき始め、そして北国からは雪の便りが届く頃になります。
今日後半から天気は下り坂、しばらく雨が続くみたいで、この雨を機会に銀杏の葉も落ちてしまうことでしょう。

いつもこの時期に行う"筑波感謝祭"ですが、日を追うごとに寒くなるのを実感します。焚き火が恋しくなる時期でもあります。

さぁ、これから筑波山の麓、椎尾山で自然観察会です。それが終わったらお掃除が待っています。
今年も頑張ります!




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明日は自然観察会と山清掃の日 [自然観察会]

愚図ついた天気、明日も同じ予報です。筑波方面に出ていた明日の傘マークは取れて終日曇りとなりました。なんとか早朝自然観察会と山の清掃は出来そうです。

先日行った下見の続きです。今日のブログは明日行う観察会の一部に当たりますので参考まで。
キャンプ場を後にして鬼ヶ作林道に入っていきます。この道は今道路改修工事のため通行止めになっています。一体何処から通れなくなるのか行ってみることに。(もと来た径に出るには下山した山をまた上らなくてはいけない)
通行止めもあって落ち葉が道路に堆積しているところもあります。
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この林道はウリハダカエデとイヌシデ、コナラが中心です。以前あったアカマツはほぼ全滅に近い状態でした。これらの木々の下にはムラサキシキブやコアジサイが多く、紫に実った果実と黄葉がウリハダカエデの紅葉と共に森を華やかにしてくれています。

なんとか無事に朝歩いた登山道に出ることができました。そして薬王院へと戻ります。
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薬王院の傍まで下りてきました。
日の当たる葉の上で休んでいるセスジツユムシ
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足元に小さな花が咲いていました。ポツリポツリと鎌首をあげているような姿の花。
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判別がわからず自宅にて調べてみました。結果、オカタツナミソウでした。花期は4、5月頃。しかも沢山の花序を波が立つような姿で咲くのでわからなかったのです。色々調べてみると11月にも咲いている記事もありました。この暖かさで狂い咲きしてしまったのでしょうか?


季節がわからなくなってしまう植物もあれば、順当に春を待ちわびる植物もあります。
早春に花を咲かせるキブシ。もう蕾が沢山つけています。
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つくし湖周辺まで下りてきました。
こちらは晩秋の花、ヤクシソウです。
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何故か個人的に好きな花、ベニバナボロギク
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キリの蕾と果実
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シロダモの花
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里は紅葉がはじまり、山が色づき始めています。明日もこの風景が望めることでしょう。
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明後日の筑波感謝祭 [自然観察会]

明後日行う筑波感謝祭、今日の段階で天気はまだはっきりはしていませんが、仮に予定通り行う場合、注意点をいくつかお伝えします。

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先日の下見において
1、山全体にイノシシがいる形跡があったこと。また実際に遭遇したこと。
2、"狩猟中"の看板が人が踏み入らない林の入り口に掲げてあったこと。
3、林の奥(道を逸れた場所)に入ると罠が仕掛けてあり危険であること。
4、当日は気温が高かったため、まだスズメバチが飛んでいたこと。
以上がわかりました。

なるべく目立つ格好で、音の出るもの(熊鈴やラジオ等)を持ってきて頂けると良さそうです。
集団で行動するのでイノシシ自体は逃げてくれると思います。また目立つ服装のほうが標的にならずに済むと思います。害獣駆除の期間だけに頭に入れておいてください。

*ケガや死亡、その他事故等の責任は個人で対応お願い致します。

明日の15時前後に実際イベントを行うかどうかこのブログにて発表いたします。
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雲の下へ [自然観察会]

御幸ヶ原から女体山へと向かいます。
稜線沿いに生えるマユミが薄紅色の果実を沢山つけています。流れ込む雲がさらに薄い色へと変えていきます。
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今回も女体山からの展望は雲のお陰で何も見えず、待つこともせず下山することに。前回同様、筑波高原キャンプ場へと向かいます。
降り口に生えるアズマネザサの花。
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ツルウメモドキの果皮が破れて赤い果実が出てきました。
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白いカワラタケが朽ちた木にびっしり生えています。
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頂上付近では葉も大分落ちていましたが、少し下ればまだまだ紅葉は見頃です。
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ブナ、ミズナラ、クマシデ、ウリハダカエデ、オオモミジ、イロハモミジなどなど。

この他、コアジサイ
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カジカエデ
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ゼンマイ
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紅葉と黄葉
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イロハモミジ

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ウリハダカエデ


右がクマシデ、左がブナ
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落ち葉を観ていても飽きが来ません。柔らかい日差しが差し込み暫しここで休憩をとりました。

再び歩き出してヒノキの植林の中を歩いていきます。日が差し込まず辺りは昼前だというのに薄暗い。
少しピッチをあげて下るも、前日降った雨でぬかるんでおり危険極まりなく、結局はもとのペースで下りることに。

なんとか筑波高原キャンプ場に着き、少し早めの昼食を摂ります。
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真壁方面はやはり雲がかかり見通せません。手前の山の紅葉は大分進んでいました。

まだナギナタコウジュの花序が咲いています。
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先月咲いていたサラシナショウマやカシワバハグマ、ヤクシソウの花の姿はなく、山茶花が見頃を迎えています。
それでも僅かにキバナアキギリを見つけました。
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少し下った湿り気のあるところにノブキの果実がありました。ひっつき虫でも有名ですが、このシルエットが不思議な形、色彩をしており思わず撮ってしまいました。
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オトコヨウゾメの果実。最初ガマズミかと思っていたのですが、葉が違うので落ちていたまだ緑がかった葉を持って帰って調べようとしたところ、真っ黒になっているのにビックリ!それが今回のポイントでした。黒くなる性質を持っています。



いくら暖かな日が最近続いていても、確実に冬はこの山に訪れています。これからひと雨ひと雨毎に秋色から冬色へと変わっていきます。
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山越える雲 [自然観察会]

時折見せる太陽と青空ですが雲は多目。気温と湿度はこの時期としては異常なほど高く、少し山を登っただけで汗が吹き出してきます。

静寂に包まれた薬王院を抜け、男体山山頂への登山道に向かいます。この辺りは温暖で山肌を利用したふくれミカンの産地。橙になった沢山の果実が濃い緑の葉に映えます。

男体山の山頂に向かう登山道に入って間もなくシダに覆われたヒノキの植林が現れます。マユミの木があり、淡紅色に熟した果実が4つに裂け、仮種皮に包まれた赤い種子が現われていました。
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ノササゲの果実
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この登山道沿いもフユイチゴが多く、赤い果実を例年になく沢山つけています。この日は椎尾山山頂には向かわず男体山へ。登山道沿いはイノシシの掘り起こした地面が果てしなく続きます。
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幹回り40cm強ののサンショウ。転びそうになってこんな木に抱きつこうものなら大怪我です。
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もう15年も前の事、この辺りはよく遊びに来ていました。アカマツが生い茂る鬱蒼とした森でした。それが5年たたずしてアカマツが次々と枯れ始め、日中もほとんど日が射さない登山道が一転。山の麓が一望できるほど育ったマツが無くなってしまったのです。マツクイムシによる被害がこの辺り一体に広がり全滅してしまいました。
久しぶりに来たこの登山道を歩くと確かにまだ立ち枯れしたアカマツは僅かに残っていますが、それに替わりパイオニア植物が育っていました。アカメガシワを中心とし、コナラやイヌシデ、ホオノキなど幼木も多く観られ、シダやササで覆われています。今まさに森が変わろうとしていました。
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標高400m辺りから多く見かけるようになったクロモジの冬芽と蕾
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ミヤマシキミの果実
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ウリハダカエデの紅葉
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オオモミジの紅葉
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標高を稼いで700mを越えてきました。流れる雲の切れ間から日が射してきます。
この辺りになるとブナが多くなってきます。秋の装いから冬へと移り変わってきています。

先月来た時、見事な黄葉のアブラチャンも葉を落としていました。
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今紅葉の見頃の樹木はやはりオオモミジではないでしょうか?
気温が低くなるこの時期、緑の色素(クロロフィル)の分解がはじまり、黄色の色素(カロチノイド)が目立つと黄葉になります。
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その一方、葉の中で作られた糖分を枝へと送り込んでいたのが、気温の低下とともに"離層"という葉柄にできた組織がそれを阻止して、葉の中だけに糖分が溜まり始めます。日の当たる葉は糖とタンパク質が化学反応を起こして赤の色素(アントシアニン)ができて紅葉します。
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こちらはカエデの中で大型の葉を持つカジカエデ。
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分裂した葉でないことでカエデに見えませんがこれも立派なカエデの仲間、チドリノキです。
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山頂付近のミズナラの紅葉は終わりを告げていました。
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この日の筑波御幸ヶ原。まだケーブルカーが動き出してまもない時間。人気はまばらでした。
雲が山を登り、そして降りていきます。
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