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7月も終わり [大暑]

梅雨も明け、夏本番を迎え、あちこちで夏祭りや花火大会が開かれています。
ここぞとばかりに夜の里山へ繰り出してみました。
この夏休みに入ると、夜な夜な小学生を連れた親が虫取りで里山に入ってくるのです。こういった夏祭りや花火大会が行われるときは決まって来ないので良いチャンスなのです。


去年はクヌギの樹液酒場で、多くのカブトムシやらクワガタムシを観てきましたが、目当ての昆虫は観ず終いでした。大型の美しい昆虫です。

久し振りに酒場に行ってみるともうカブトムシが特等席を独り占め!
その回りを蛾がおこぼれを戴いています。その中に2年ぶりとなるお目当ての彼女に出会うことが出来ました。
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ムクゲコノハです。ようやくお会いすることが出来ました。いつ見ても"美しい"の一言です。


7月最後の日、仕事に行く前に立ち寄った流山の熊野神社。地元の方が境内を掃除していました。
神社を囲む杜を見上げて。良い天気です。
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"盆花"のミソハギが咲いていました。あっという間にお盆の時期がやって来ます。今年も休まず仕事になりそうです。
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香取の府馬の大クス [大暑]

先日香取市の府馬という、水田を見下ろす台地に立つ巨樹を観に行ってきました。
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国の天然記念物にも指定されている”府馬の大クス”です。
実はこの’大クス’は曰く付きで、当時大正15年に天然記念物に指定された時、クスノキであると登録しました。
しかし改めて昭和44年の調査で実はこの樹木はクスノキではなく、タブノキであることが判明したのです。指定当時イヌグス(タブノキの別名)と呼ばれていたので間違えたのでしょうか?

樹皮も葉の形も全く違うのをどこでどう間違えるのか、首をかしげたくなります。
しかも今現在未だにタブノキと訂正せずに、”府馬の大クス”で登録されているところも、また国のお堅い考えで滑稽でもあります。一度登録されたものは頑として変えないのでしょう。


台地の上にある宇賀神社を取り巻くようにタブノキが覆っています。
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そのうちの一本が樹齢1300~1500年とも言われ、樹高は13m、幹周りは8.6mの”府馬の大クス”と呼ばれるタブノキの巨樹です。
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この”大クス”から北に7m程離れたところにもう1本のタブノキがあります。
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実は元々この”大クス”と繋がっていました。大クスの枝が地面に垂れて根を張り成長したものだそうです。枝は明治末期に枯れてしまい、その”子クス”は独立して今は育っています。
その頃の様子を描いた「宮負定雄 下総名勝図絵」川名登編より転載。
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子クスから大クスを望む
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すぐ脇に公園があり展望台が建っています。強い日射しを受けながら最上階まで登ると心地好い風が吹いてきました。
南側に宇賀神社を覆うタブノキの杜
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北東には「麻績千丈ケ谷」といわれる谷津田が望めます。この辺りの水田は太古は海でした。
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平成25年10月16日、台風26号によって大きく伸びた主幹から伸びた太い枝が倒壊して、その弾みで主幹の一部が剥離してしまう被害に合いました。なんとか治療を施しましたが、昔のような姿には戻りません。今も地元の方の懸命な保存により生長し続けています。
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この杜を守る”府馬の大クス”と言われ続けるタブノキ、子を育て台風の被害にもめげず、他にも数々の出来事に遭遇してきたことでしょう。
1000年以上も生き続けるその姿に生命力を強く感じました。
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キツネノカミソリとクサギ [大暑]

昨日の続きの流山の市野谷の森です。

薄暗い森を歩いていて目に引くオレンジ色の花を見つけました。”狐火”とは正しくこう言うことを指すのでしょうか?
点々と咲くキツネノカミソリの花。その向こうには群生しているところも。
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ヒガンバナの仲間ですが、陽の射す明るい畦道に咲くヒガンバナとは対照的に、森の奥の薄暗い所で咲くキツネノカミソリの姿は、物悲しさの中に少し艶かしさが漂います。

キツネノカミソリと同じ場所に咲いていた花たち。
メヤブマオの花序
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アキノタムラソウ
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森を東に抜けると、ユリに似た香りが漂ってきます。前回蕾だったクサギが開花していました。
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葉を千切ったり、揉んだりすると独特な臭いがするので”臭い木”でクサギと呼ばれていますが、花の香りは葉からは連想できないほど芳醇さが漂います。
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この花の香りが漂うと夏本番を迎えたことを実感します。

南側の森の縁を歩いて民家の庭に。
葉の生い茂ったムクロジ、枝先には沢山の球形の果実ができていました。
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その下ではノジトラノオも花は終わり、果実をつけ始めています。とって代わってヒヨドリバナが咲き始めています。
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森を抜けた後の涼しい風が心地好かった前回でしたが、今回は森の中の方が幾分涼しく感じられました。
もう間もなく遅い梅雨明けです。森の中が断然涼しく感じられる季節が到来します。
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7月中旬の市野谷の森 [大暑]

今だ関東は梅雨明けしておらず、夏の本格的な暑さが到来していません。その分寝苦しい夜から解放されているので助かりますが。
どうやら今週木曜日辺りに梅雨明けがありそうです。遅い本格的な夏の到来です。


少し遅くなりましたが、定例の市野谷の森。7月中旬の風景です。
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曇り空で時おり薄日が射す午後2時、湿度はやや高めでしょうか。
ニイニイゼミとミンミンゼミが鳴き、それに混じってウグイスが鳴いています。オオタカはいなそうです。


西の入り口のクヌギの定点観測
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ヤブミョウガの花も終わりに近づいています。
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ヨウシュヤマゴボウ
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ナツアカネとヒヨドリバナ
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定点のムクノキ
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イヌシデの林の定点観測
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森深く日射しの届かないこの場所ではニイニイゼミに混じってヒグラシが鳴いています。

ヤブラン
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森の中央のクヌギの定点観測
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前回はオスのカブトムシがいましたが、今回はメスでした。
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イヌシデ、クヌギとコナラの混在する林
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クヌギの木の根元に20cmほどのヤマナメクジがいました。
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明日この続きをお伝えします。






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お地蔵さんと夏の木 [大暑]

京成佐倉駅から北に500mほど行った高台に一本の”夏の木”エノキが立っています。
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近くには道祖神があり、江戸時代のこの道の守護神として祭られていました。
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時同じくしてこの木が植えられたのでしょう。樹高は10mほど、幹周りは4m弱でこれといった巨樹ではありませんが、樹齢は250年程になる古木です。
今では佐倉市の保存樹として選定されています。

一見閑静な住宅街にあるこのエノキですが、枝葉を広げて立派な木陰を作っていました。
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その幹の下に道路とは反対側を向いてお地蔵さんや庚申塔等が並んでいます。
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向かって一番左にあるお地蔵さん、横に拡がる幹を避け、首をもたげています。
まるでお辞儀をしているかのようです。
お地蔵さんにとって暑い日の日除けに、雨の日の雨宿りになっているようです。
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いつまでも残っていて欲しい、和やかな風景に出会えた気分です。
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この日もエノキの回りをタマムシが飛んでいました。
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暑中お見舞い申し上げます [大暑]

今日は二十四節気の”大暑”。

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今朝6時の気温は20度ちょうど。今日は天気がスッキリせず降ったり止んだりと梅雨そのもの。最高気温も25度届くかどうかだそうです。

よく考えてみればまだ関東は梅雨明けしていませんでした。

梅雨明け10日が大暑にあたると言われますが、どうやら今年はまだ先のようです。

強い日射しの太陽が待ち遠しいです。

”暑中お見舞い”があまり合わないそんな今年の大暑でした。









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夏の木 [小暑]

関東の梅雨明けはまだですが、30度越えの真夏日になった一昨日は茹だるような暑さでした。
こんな日にフィールドに出掛けると、風の通りのある大きな樹の下で涼を求めて一服します。

江戸時代、街道沿いの一里塚の目印としてエノキを多く植えたそうです。
そのエノキが作る木陰が夏の陽射しを遮ってくれて、休憩する者に大変好まれたことから、「夏」の「木」から「榎」という漢字が宛がわれたそうです。


つくばの麓を流れる小貝川沿いに金村別雷神社(かなむらわけいかずちじんじゃ)があります。
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(福雷橋から金村別雷神社を望む)

つくば市上郷にあるこの金村別雷神社は、931年創建。「雷」の付く神社が茨城県内に26社あるうち、この神社だけ唯一の郷社で、関東の雷電信仰のうち雷電神社に次ぐ規模を誇っているそうです。
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「雷」がつく神社は当然落雷が多いからそう名がつくので、地形的にも河川や湖沼近くにあるそうです。
この神社然り、小貝川から数m程しか離れておらず、自然堤防の上に建っています。
小貝川と言えば氾濫する川で有名ですが、境内が冠水することは一度も起きていないとのことです。
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神社のことはこの辺で。


福雷橋から金村別雷神社の参道を歩いていきます。
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鳥居を潜り、すぐに二本の巨樹がお出迎えしてくれます。
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遠目で見るその二本の巨樹はまるで容姿がそっくりな双子のよう。主幹の傾き加減までも同じ。近くに行くまでてっきり同じ種の樹木だと勘違いしていました。
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参道入り口側(写真右)に立つのがケヤキ、そして神社側(写真左)の方がエノキです。


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このエノキは樹高23m、幹周りは5.6mあります。主幹は大分損傷がひどくなっていますが枝葉の勢いは元気そのものです。

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もうひとつのケヤキ、樹高は目測で20m弱、幹周りは4.5m。こちらも主幹に空洞ができています。

それでもこの二本の違う種の樹木はまるで兄弟のように仲良く、しかも競うように枝葉を広げて伸びています。

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エノキの根元でハグロトンボが羽を休ませていました。
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この二本の樹が造り出す木陰で時を忘れて暫く涼ませていただきました。小貝川から吹く風がこの樹の下を通り過ぎ、さらに心地いい。
昼寝がしたくなる気分でベンチに横たわり、上を見上げるとエノキの回りを、太陽の光で輝く沢山のタマムシが飛んでいました。


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どうやら本日は雷様のお出は無さそうです。











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神崎古原八幡の巨樹たち [小暑]

利根川沿いの神崎の”道の駅”から車で15分ほど行った、畑の広がる高台の古原地区に八幡神社があります。
この八幡神社は神崎町から”古原八幡神社巨樹群”という指定の天然記念物が与えられています。
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鳥居の手前にまずはムクノキが鎮座しています。
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樹高は20m程、幹周りは5.4mの立派な巨樹です。根元には小さな祠があります。

その奥に同じ背丈ほど延びたカヤがあります。
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右がムクノキ、左がカヤ

鳥居を潜るとカヤのあの独特な香り、グレープフルーツのような清涼な香りがしてきます。
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こちらのカヤは幹回りが4mほど。ムクノキ、カヤ共々元気に育っています。

そして奥へと進んで、二つ目の赤い鳥居を潜ります。。右手にこの神社のなかでも最も大きい樹木が現れます。
樹高25m、幹回り6.1m、樹齢は2~300年のスギです。
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古木でありながらも枝葉の付きはよい状態です。
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この八幡神社の狛犬は精悍な姿をしています。
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鬱蒼と生い茂る巨樹に囲まれた、誰も来ない静かな社に夏の到来を知らせるニイニイゼミの鳴き声だけが響いていました。
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佐倉市青菅正福寺のスダジイ [小暑]

鷲神社から1km程の場所に青菅正福寺があります。
スダジイやアカガシ等の樹木に囲まれた所にひっそりと佇んでいます。

お寺に通じる道の左手奥に、樹高20mの二本のスダジイが立っています。
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近づくと二本ではなく元は一本のスダジイが根元から二つに分かれたものであることがわかります。
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樹齢は400年以上でこの寺院が建立する以前からあったとされています。
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幹周りは約5m程、枝葉の勢いは古木の割りに元気な状態を保っていました。

根元の下には石仏が置かれていました。よく観ると母親が赤ちゃんを抱っこするものが多いことがわかります。どれも優しい顔をしています。
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佐倉鷲神社のケヤキ [小暑]

今朝は湿度が高く蒸し暑くなっています。午後は雷雨になるそうです。地元の柏ではミンミンゼミそしてアブラゼミが鳴き始めました。

先週佐倉に用があり、その帰りに巨樹巡りをして来ました。

佐倉市先崎にある鷲神社から。
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ここに祭られているのは天乃日鷲命(アメノヒワシノミコト)という神様です。
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パンフレットからの抜粋
”『佐倉風土記』には、朱雀帝の頼願により、承平7年(937)7月天台座主慈恵僧正が来てこの神を祭り、併せて行基作の刻んだ釈迦像を安置し平将門の悪行を取り除いたとあります。”

鷲神社の境内に入ると鬱蒼と生い茂る杜になっており、そこには樹齢推定が1000年のケヤキをはじめとして、イチョウ、モミ、アカガシ、スギ、スダジイ、ヤマザクラなどの2~300年の樹木があり、佐倉市の保護樹林に指定されています。
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アカガシ

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スギ

この杜のなかで最も古い木のケヤキは樹齢1000年とも言われ、この神社が建立された時に植えられたとも。
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樹高は16m、幹回りは6.3mで佐倉市の指定天然記念物にされています。

応永年間(1394~1428)の時に神社の火災で芯は枯れてしまったと言われています。
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里人の間では「ねね子様の木」とも呼び、安産子育ての木として親しまれています。又、粥に混ぜて食べることで乳が出るとも言われています。
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大分損傷は酷いものの、元気に枝葉を伸ばしている姿に生命の力強さが伝わってきます。

この杜の樹木だけでなく神社本殿の造りにも興味が湧きます。火災焼失後の天保15年(1844)に再建されました。時の幕府の彫刻師星野理三郎政一の作で懲りに凝った造りになっています。
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側柱の昇り龍

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本殿や下部にまで彫刻されています。


親子の狛犬。子育てや安産といった庶民からも親しまれた神社であることが伺い知れます。
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