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秋の気配が少しずつ里山に [処暑]

暫くお預けしていた定例の"市野谷の森"の後編です。

イヌシデ、クヌギとコナラの混在する林
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あまりの蚊の多さに閉口します。常に身体を動かさないと刺されてしまう程貪欲に襲ってきます。
虫除けスプレーははっきり言って役立たずです。
雨が降っていますがそれほど濡れません。生い茂った葉に当たる雨の音が森に響きます。

クヌギの幹にじっとしていたナナフシモドキ
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森を抜けると東の空に虹が現れていました。西日が差し込むも弱いにわか雨が降ります。
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森の縁を歩いていると雨が強くなり、観るところもパスしてスタート地点まで戻ってきてしまいました。
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暫くすると青空が再び戻ってきました。
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西日と合間って湿度は最高潮。まるでお風呂場にいるようです。
森の中では秋の気配を感じながらも、まだまだ夏現役で頑張っている空模様。

少しの間空を眺めていました。
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想像の中だけの夏の木 [処暑]

台風10号(ライオンロック)が南沖合いで迷走続け、今度はUターンして再び日本に上陸しようとしています。明日からまた大荒れの天気になるのでしょうか?

先週千葉県に上陸した台風は大きな爪跡を残していきました。
この前お話しした悲しい出来事は、この台風で起きたかは定かではありませんが、少なくとももし今回の台風以前だとしたら、何が要因で起きたのかは想像できません。


2014年上半期のNHK朝の連続テレビ小説「花子とアン」で写っていた大きなエノキ。てっきり山梨にある里山の風景かと思っていました。
"夏の木"をテーマにした今年の夏、調べている内にこのテレビ小説に出ていたそのエノキのある場所が、実は印西にあることが今頃解ったのでした。

青々した葉の生い茂るエノキと少し茶色く色づいた田んぼ。そして真夏の日中の木陰と青い空と白い雲。
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(知人から写真提供)

いざ向かん、印西の夏の木へ!と想像ばかりを膨らませていました。
仕事が続き、早く終わっても夕方。曇りや雨が降り、なかなか好条件が出揃わず行けず仕舞いで、しかも台風来襲と先延ばしになっていました。
ただ、台風の前の一日、行こうか行くまいか微妙な少し遅い時間に仕事が終わった日を除いて。(結局その日は市野谷の森に行ってしまったのですが)

ようやく好条件が出揃った先週、仕事をさっさと切り上げて向かいました。
昼下がり、天気は晴れ、雲はまばら。じりじりする真夏の暑さです。

里山手前で車を置き、徒歩で目的地に向かいます。
車がようやく一台通れるほどの狭い荒れた薄暗い山道を歩いていくと下り坂が現れてきました。そしてその先には色づいた田んぼが見えてきます。

さらに下りていくと青い空と夏の雲、強い日射しが照りつけます。

肝心のあのエノキは?場所を間違えたのか?辺りを見渡します。

今通り過ぎた所!・・・

想像していた光景とは相反して、それは胸が締め付けられる程のとても信じ難い光景がありました。
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樹齢300年とも言われていたこのエノキが折れていました。
立ち上がってすぐのところに空洞ができ抉れています。腐食もあってサルノコシカケが生えていました。
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もうすでに樹勢が衰えていたのでしょうか?抉れた部分から田んぼ側へと倒れていました。
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倒れたエノキは伐られて脇に片付けられていました。

もっと早く来るべきでした。前回の台風でこうなったとしたら悔やむに悔やみきれません。

今年の夏の最後を締め括るはずの印西の"夏の木"が、想像の中だけのものとなってしまいました。
苦く辛い思い出となりました。

よく耐えてくれました。葉の生い茂った元気な姿は見れませんでしたが、300年もの間本当にお疲れさまでした。(合掌)







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再び北須賀の夏の木へ [処暑]

昨日のお約束は市野谷の森の後編でしたが別な日に。

午後から休みが貰え、急遽今年最後の"夏の木"を求めて車を印西へと走らせました。
事前に調べておいた、里山が広がる某場所のエノキを観に行こうと考えていました。天気も良いので途中で車をデポして30分ほど道を歩いていくことに。
山を降りて行くと広がる田園風景。その手前にあの一本のエノキが・・・
今年の夏の締め括りはこの木の筈でした。
あまりのショックな出来事でこの次に話します。

この落胆した気持ちはどうすることもできず、再び車を走らせました。
いくつか巨樹巡りをしたあと、陽が大分傾き、そこで前回訪ねた成田市の北須賀の街道沿いにある"夏の木"にお邪魔しました。
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前回来た時より田んぼは色が濃くなってきていました。何も考えずにぼっと時が過ぎていきました。
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のんびりとエノキを見ていると雲の合間から一筋の光が。
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エノキのシルエットと薄明光線

まるでエノキから空に向かって光線を発しているかのようです。
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陽がさらに傾き始めます。
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エノキの裏に太陽が入りました。
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夏の太陽と夏の木、夏の終わりを告げていました。





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8月中旬の市野谷の森 [処暑]

お盆を過ぎ、あまり安定しない空が続きます。
今朝は久々の快晴を迎えました。セミの合唱が早くも鳴り響いています。夏休みもあと僅か。あの市野谷の森に隣接する学校にも喧騒が戻ってきます。


8月中旬の市野谷の森の様子です。
この日は日が射したり急に雨が降ったりと目まぐるしく変わる天気でした。湿度も高く汗が吹き出てまるでお風呂に入っているような蒸し暑さでした。

森の代表する大きなシラカシの脇に何やら建設する様子。また造成が始まっています。
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西の入り口のクヌギの定点観測
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クサギの花も大分終わりに近づいています。
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シュロの木に巻き付いたセンニンソウ。
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まだ一部でキツネノカミソリが咲いていました。
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秋の観察会で代表的なテーマになる"ひっつき虫"。今その植物たちは花期を迎えています。
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ミズヒキ

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ヌスビトハギ

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イノコヅチ

ムクノキの定点
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そのムクノキの下ではオトコエシとヒヨドリバナが競演しています。
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蚊とクモの巣に攻撃されながら森の奥へ進んでいきます。ヒグラシからツクツクボウシへと鳴き声が変わってきています。秋の気配を感じさせる一瞬です。
イヌシデの林の定点観測
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そして森の中央のクヌギの定点。雲行きが怪しくなり雨が振りだしてきました。
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今年から出始めた樹液の出るクヌギはもう止まっており、そこに集まる昆虫たちはいませんでした。

ここでもひっつき虫が花を咲かせています。
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ガンクビソウ

ヤブランによじ登って羽化したセミの脱け殻。
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明日もこの続きを。





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行く夏訪れる秋 [処暑]

昨日の台風は2005年以来11年ぶりの千葉県上陸だそうです。
早朝出掛けの時は朝焼けが綺麗で、まさかこのような天候になろうとは想像もできないほどでした。
外出は控えるようマスコミを含め、市の広報でも伝えていましたが、仕事の関係で今日は外回り。
7時を過ぎて雨が本格的に降り始めました。
そして外回りに行く時間になると風が強まり、横殴りの雨です。
レインウエアも役に立たず全身ずぶ濡れ。12時を過ぎた頃、職場から仕事中止命令の一報が。
グズグズのまま職場で仕事をする羽目になりました。


今日は二十四節気の処暑になります。暑さも峠を越えて夏の終わりが近づき、少しずつ秋めいてくる頃です。
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秋の虫たちがセミに代わり鳴き始めます。ツバメは少しずつ南に渡って行き、ヒヨドリやモズが現れてきます。空を見上げれば積乱雲から鰯雲へ。朝晩との気温差も大きくなります。
そして実りの秋。田んぼは黄金色に代わります。

台風が過ぎ、真夏の暑さが無くなり、30℃越えない日が増えていくそうです。今年の夏の終わりを告げています。

その前に今年最後の"夏の木"を求めに次回の休みに探しに行って来たいと思います。






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成田市船形の大シイ [立秋]

先日紹介した成田市北須賀のエノキから、南に約1kmほど行った船形という地名の高台に真言宗薬師寺があります。
鎌倉時代に作られたと言われる本尊の薬師如来坐像と金剛力士立像がこのお寺にはあり、県の指定文化財となっています。
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この赤い門の両側の中に二対の金剛力士立像(仁王様)がいます。

その先の階段を登って行くと本堂です。
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お盆ということもあり、本堂や祠、仁王様の前にはお供えがありました。
藁で編んだ器やアカメガシワやアシであろう葉をお皿に見立てて雑穀が盛られていました。
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本堂を正面に立って右側奥に成田市指定の天然記念物のスダジイがあります。成田市船形の大シイです。
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樹高は15m、幹周りは5.4mの単幹です。色々なスダジイを見てきて株立ちのものが多く観られる中、やはり単幹はどっしりと構えていて迫力が違います。
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上の方は空洞ができており、主幹が途中で折れてしまったのでしょうか?
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横に張り出した幹は、まるで断崖に生えるクロマツのようです。
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周りの田んぼは実りの秋の色になってきています。
そんなのどかな光景が眼下に広がる高台はセミの合唱が響き渡っていました。

今日もこの森の主である大ジイはひっそり佇んでいました。




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気になる木 [立秋]

印西の牧の原から印旛沼のほとりを半時計回りに回って、下総松崎に向かう途中の街道沿いにいつも気になる一本の木があります。
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成田市の北須賀という田園が広がる場所にその木はあります。

まだ成田スカイアクセスが開通していなかった時は、見渡す限りの田園の真ん中にポツンとその木は立っていて遠くからでもよく判りました。車の往来も多く道も狭いため、止まること無く通りすぎるばかりでした。今回、機会があってじっくり訪ねることに。

いつも紹介する巨樹ではありませんが、古くからこの辺りをずっと眺め続けていたであろう一本のエノキです。

お盆ということもあり、街道沿いは車の往来も少なくカメラに納めることができました。
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幹周りは3mに届きません。樹高は12mほどですが樹形が美しいです。
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街道の反対側には小さな祠が建っていました。
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少し離れて撮ってみることに。秋の空が少し色づいた田んぼの上に現れました。
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成田スカイアクセスとエノキ
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昔はこの道を通る途中、旅人や農作業をやられていた方は、夏の日射しから逃れるようにこのエノキの下で涼んでいたのでしょう。
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少し傾き始めた太陽が覆い尽くされたエノキの葉の合間から垣間見る事ができます。
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炎天下の中歩き回ったので大汗を掻いてしまいました。
エノキの木陰で一休み。田んぼに吹きわたる風と木陰が暑くなった身体を冷やしてくれました。
すこしだけ昔の旅人になった気分を味わえたかもしれません。
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夏と秋の狭間で [立秋]

涼しくなってきた夕方にコオロギが鳴き始めています。今朝も涼しく、雲は高くなりつつあります。このまま夏は過ぎていってしまうのでしょうか?


昨日の続きです。

流山の市野谷の森の中心部にあるクヌギの定点観測。じっとしていると蚊が沢山寄ってきます。常に動いていないと刺されまくります。虫除けもほぼ効いていません。
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いつもの樹液の出ている木ではシロテンハナムグリがやって来ていました。
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林床ではヤブラン
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ガンクビソウも段々頭が垂れ始めてきました。ヒヨドリバナと同じキク科の植物であることがよくわかります。
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クヌギとコナラ、イヌシデの混在する林
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キツネノカミソリはあれから10日程ですっかり花も少なくなり果実ができ始めていました。
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東の入り口に出て森の縁を歩いていきます。
ゴンズイは真っ赤な果実に生っています。
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ヤマグリも大きくなっています。
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先日熊野神社のそばで見つけたボタンヅルに似たセンニンソウが花を咲かせていました。
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こちらは先日紹介したボタンヅル。センニンソウの方がシンプルな感じがします。葉の形も違いボタンヅルは3出複葉の鋸歯、センニンソウは羽状複葉で全縁と同じキンポウゲ科でも全く違います。
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東から南の縁を歩いて学校の脇へ。
イヌシデの葉も心なしか夏の勢いのある濃い緑色からやや色褪せが目立つようになってきました。
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夏のピークを過ぎて実りの秋に向かい、子孫を残すため果実に栄養が行くように変わってきています。
この夏と秋の狭間は何かもの悲しさを感じてなりません。まだまだ8月も半月もあるというのに、夏が過ぎていく少し早い名残惜しい気持ちです。


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8月上旬の市野谷の森 [立秋]

先週のような溶けそうな暑さは無くなり、過ごしやすい夏の日々になってきました。

定例の流山市野谷の森、8月上旬の様子です。
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僅か10日程のスパンで果たしてどれだけ変化が観られるのか毎度ながら感じるのですが、やはり毎回毎回森には季節の移り変わりがはっきりして観てとれます。
立秋を迎え、心なしか空気も夏のピークを過ぎたように見えます。セミもツクツクボウシの声が増え始め、鳥類ではヒヨドリを見かけるようになりました。
この日は雲が多いながら晴れ間がある15時前にお邪魔しました。

西の入り口のクヌギの定点観測
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ヨウシュヤマゴボウ 場所によってはまだ花の咲いているところも。
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ヤブミョウガは果実に色がついています。
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森の至る遊歩道沿いにヌスビトハギの花が咲きはじめています。
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林床の上には芳香なクサギの花。学生の頃、夏伊豆大島でアルバイトしていた時、あちらこちらから漂うこの香りをユリだと思っていたのですが、今思うとクサギであったのであろうと思います。
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定点のムクノキ
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このムクノキの林床には2つの似たような花が咲いています。
ひとつはヒヨドリバナ
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こちらはキク科の植物。小さな花が集まり、さらにそれが一個の花に見える、頭状花序が特徴。タンポポやヒマワリと同じです。

そしてオトコエシ
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こちらはオミナエシ科。集散花序になります。

ヒヨドリバナの葉を乾燥させると桜餅のような良い香りがします。逆にオトコエシを乾燥させると臭い匂いを発します。

イヌシデの林は相変わらずヒグラシが沢山鳴いていました。
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続きはまた明日。








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お盆休み [立秋]

今日からお盆休みの方も多いことでしょう。おまけに今日は新しい祝日、"山の日"でもあります。
私にとっては仕事で無縁の一日でしたが・・・

それも少し悔しいので職場に行く前に流山の熊野神社辺りを2時間ほどぶらぶら歩いてきました。
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熊野神社の杜の林床ではヤブミョウガの白い花序がまだ沢山観られます。
ナツアカネとヤブミョウガ
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ヤブランも観られます。あと1ヶ月もしたらこの辺りは曼珠沙華の代わります。
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クサギの花の清楚な香りはここでも漂っています。
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ヘクソカズラの花。クサギといい、このヘクソカズラといい、茎や葉を揉んだときの異臭で変な名前がつけられてしまう可哀想な植物です。このヘクソカズラは別名ヤイトバナとかサオトメカズラとも言われています。
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クズの花
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オニドコロの花序
ひとつの花が1cmにも満たないのですが、これだけ咲いていると香りが辺りに漂います。それほど良い香りはしません。
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キツネノマゴ
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そしておしまいはボタンヅル。ユリのような香りを楽しむことができますが、クサギの勢力が強くて消されてしまいます。
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余談 仕事中道路に枯れ葉が落ちているように見えました。一度は通り過ぎたのも、妙に気になってUターン。よく観ると10cm強程の蛾でした。拾ってみると指にしがみつき大人しくしています。
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シモフリスズメという蛾です。
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写真を撮ったら突然青空に向かって飛び立っていきました。





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