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小さな秋の始まり [秋分]

久し振りの天気になり、仕事の合間のわずかな時間を利用して流山にある熊野神社の森へと向かいました。
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薄日が森に差し込み、ここ数日聴こえてこなかったセミの鳴き声が復活しています。
アブラゼミやミンミンゼミ、ヒグラシといった夏を代表するセミも健在。晩夏のツクツクボウシも鳴いています。
セミの合唱に紛れてオオタカが鳴いています。おおたかの森で聴こえなくなったオオタカは実はここに移動してきているのではと考えています。

畑の脇に流山では今年初のツルボの花を見ました。数年前まではおおたかの森の近くで群生して咲いていた所も開発によって無くなってしまい、今では探すのもやっとです。
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神社に向かう裏道に色鮮やかな曼珠沙華の花が咲いています。
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ここのところの長雨と台風で落ちたカヤの果実。辺りにグレープフルーツに似た柑橘系の爽やかな香りが漂っていました。
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スダジイの木の下でハリガネオチバタケでしょうか、沢山出ていました。
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おおたかの森では何度も来た台風によってほとんど落ちていたクサギの果実がここでは難を逃れていました。
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白い曼珠沙華も咲いていました。
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流山にも少しずつ秋の気配がやって来ています。週末にはもう10月。今年も残すところ3ヶ月となりました。



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9月初旬の市野谷の森 [秋分]

日が経ってしまいましたが、今月初旬の市野谷の森の様子です。午前中降っていた雨が止み、天気が急速に回復した日です。

西の入り口のクヌギの定点観測
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いくらか葉の色が薄くなってきています。

センニンソウがやや傾き始めた陽の光で輝いていました。
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ヤブミョウガの色づいた果実とナツアカネ
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オトコエシ
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ヌスビトハギの果実
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定点観測のムクノキ
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定点観測のイヌシデの林
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フジカンゾウの花は見頃を迎えていました。
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森中央のクヌギの定点
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林床ではチヂミザサが花を咲かせていました。
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ガンクビソウ
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クヌギとコナラ、イヌシデの混在する林での定点
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森の東側に出て縁を歩きます。森の中に籠っている蒸し暑さが一気に解消され、ほっと一息できる瞬間です。マユミの果実はまだ色づいていません。
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イヌホウズキの花
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ゴンズイの果実は緑の中で一際目立ちます。
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夏の雲と秋の雲が競演するこの時期。雨の後で大気も澄んで鮮やかな青空です。
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森のシンボルのシラカシに西陽が当たり始めました。
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暑さ寒さも彼岸まで [秋分]

今日は二十四節気の秋分です。
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台風や秋雨前線の停滞によりスッキリしない日が続いています。今朝も雨が降り肌寒く上着が必要なくらいです。

柏の日の出は5時28分、日の入りは17時37分、日照時間は12時間と9分ですが、この天気でもっと短く感じます。

地球の赤道を延長した天の赤道と太陽の通り道の黄道がちょうど交差したところが黄径0度で、秋分は太陽が黄径180度(秋分点)を通過する時になります。
太陽は真東に登り真西に沈みます。そして昼間と夜の長さがほぼ一緒になります。(でも実際は26日がちょうど半分半分になります)

冒頭の写真は今月5日に撮った流山でのワンショット。こんな秋晴れ久しく拝んでいないような気がします。明後日はイベントで一日外ですが、天気がよいことを祈ります。
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初秋の房総のむら [白露]

今月に入ってもう半月。愚図ついた天気が続いています。昨日は久々のお天道様を見ました。
先日雨の止み間に成田の房総のむらにお邪魔してきました。
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秋を代表する薄紫のツルボが古墳の周りに沢山花をつけています。
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これだけ雨降りが続くと林床ではキノコがあちこちに地面から顔を出しています。タマゴダケの紅色も薄暗い森の中では一際目立っています。
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こちらも初秋に咲くアキノタムラソウ。
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まるで線香花火のように咲いているアキノカラマツ。
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ウツボグサの花期は終わり、ひとつひとつの靭(うつぼ)には種子が実っています。
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最近見かけなくなったワレモコウはここでは定番です。
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シラヤマギクはあちこちで観ることができます。
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ノコンギクも秋の代表の花です。
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キンミズヒキ
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地面ばかりだけでなく樹木にも注目。

ハリギリのシルエットは大きなモミジの葉を想像させます。
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赤い果実が鈴なりのゴンズイ。
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ガマズミの果実。口に入れるとまだ酸味が強いです。
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今回訪れた目的の花たち。

まだ少し早かったみたいです。曼珠沙華はまだ二輪しか咲いていませんでした。今頃は一面に咲いていることでしょう。
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ツリガネニンジン
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ノハラアザミとオオチャバネセセリ
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フジバカマはまだ蕾でした。
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キバナアキギリ
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再び雨が振りだしてきました。滞在時間は僅かでしたが、秋の気配を感じさせる房総のむらでした。


今週は台風が来てまた大荒れの天気が続きます。フィールドに行くのも躊躇ってしまいますが、また雨の止み間を狙って行けたらと秘かに考えているところです・・・



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成田の日暮の榧 [白露]

印旛沼と一面黄金色に光る田んぼ。その先にJR成田線下総松崎駅があり、そしてその先には台地がそびえ立ちます。
そこに八生(はぶ)という地名があります。時間が経ちましたが、8月の終わりにこの地区にある来迎寺のカヤの巨樹を観に行って来ました。
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この来迎寺の創建は不明ですが、文献では1594年(文禄3年)にこのお寺の事が記載されていますので、それ以前の古いお寺であると想像します。
しかし今はお寺の雰囲気はなく、本堂も無く民家の姿をしています。大正時代のはじめに火事で焼失したものと考えられます。それまでは立派な寺院であったそうです。本尊は阿弥陀如来です。


時は太平洋戦争末期の1945年2月、日本軍が1機の米軍機を撃ち落としました。落ちた先が運悪くこの来迎寺の近くにある八生国民学校(現八生小学校)で全壊全焼となったのです。

その時操縦していたパイロットがトーレイ中佐、操縦席に座ったまま亡くなっていたそうです。
そのご遺体を一時、近くにあった来迎寺が安置しました。後、米軍が遺骨や遺品を引き取りに来て、手厚く葬ってくれたことを感謝して持ち帰って行ったと言われています。
戦争の最中、しかも敵国ながら人道を重んじて行ったことに感銘を受けました。


と、ここまでは心暖まるお話なのですが、実は後で詳しく調べていくと意外な事がわかってきました。

米軍機から降ろされたトーレイ中佐の遺体に向かって村の者が集まって殴るという行為を行ったのです。
しかもその遺体を村の外れにある馬捨て場に葬っていたのです。
戦後、米軍がこの墜落した機について調査しに来ました。村の重役がこれはまずいと思ったのでしょう。掘り返され、来迎寺の墓地に改葬され事なきを得たとされています。

そして先に述べた'手厚く葬ってくれたことを感謝して持ち帰って行ったと言われています'に繋がっていくのです。
まさかそんなエピソードがあるとは!人道ではなかった。"鬼畜米英"正しく戦争の最中であったのです。
死んでまでも家畜扱いされていた程、戦争当時の恐ろしいまでの思想が人々にまん延していたのでしょう。


話が長くなりましたが、本題のカヤの巨樹です。
来迎寺の門を抜け右手にその大きなカヤの巨樹があります。成田市の指定天然記念物になっています。
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樹齢は不明、幹周りは3.9mと説明板に書かれています。
誰でしょうか?落書きがされており4.3mになっています。昭和55年に立った案内板、35年も前の事ですので生長していることでしょう。
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大正初めの"八生村誌"にこのカヤの事が記されています。

日暮ノ榧
松崎来迎寺境内ニアリ。周圍二間。丈高カラズシテ其枝八方二垂レ、殆ント一反歩餘ヲ壓ス。
夏季此ノ下ニアルヤ涼気自ラ来リ去ル能ハズ。遂ニ日ノ暮ルゝヲ覚ヘズト。因リテ此名アリ。


夏の暑いとき、この枝振り豊かなカヤの木の下に来ると涼しくて、日暮れになることを忘れてしまう。
昔の人はこのカヤを「日暮の榧」と呼んでいました。
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夕方が迫り、田んぼからこの来迎寺の台地に向けて風が吹いてきます。
カヤの木陰は本当に涼しく、しかもグレープフルーツに似た香りのするカヤの果実がさらに清涼感を倍増させています。

四方に拡げた枝葉
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カヤの果実
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この来迎寺のカヤは昔から近くの住人の夏場の休憩場所であったのでしょう。

その後お寺が焼け落ち再建され、そして太平洋戦争が始まり、近くに米軍機が落ち終戦を迎えました。操縦していた中佐がこのお寺に改葬され、米兵に引き取られていきました。


ずっとずっとこのカヤは見続けてきました。そして今日も夏の暑い日が終わろうとしています。
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妙照寺の大杉と幻日 [白露]

また台風が接近しています。明け方から強い雨が降り始めました。

今日は二十四節気の白露です。
昼間と晩の気温差が大きくなります。夜中の間に大気が冷え込んで、朝方草花に露が宿る、そんな頃を言います。
ちなみに中国の陰陽五行ではこの白露の"白"は秋を指しています。


朝6時になるとお寺の鐘の音が鳴り響きます。自宅から直線にして1km程のところにある柏大井の妙照寺というお寺からのものです。
妙照寺は810年頃に建立された真言宗のお寺で、開山は日蓮大聖人の直弟子で中老僧の越後阿闍梨日弁上人とされています。
1288年大井の御堂と呼ばれていた真言宗のお寺を日蓮宗に改め、光雲山妙照寺を興したことに始まったとされています。
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このお寺の山門の先右手高台に大きなスギが立っています。
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妙照寺では、宗祖日蓮聖人が始めて清澄寺で題目を唱えた750年頃に芽ばえたスギだとしています。
幹には立派な注連縄が巻かれています。

幹周りは約5.7m、樹高は20mになる柏市でもっとも大きな樹木です。樹齢は実際300年といったところです。
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夕暮れ迫る秋の空をバックに。
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お寺を後に高台を降りて大津川の流れる田んぼへと向かいました。秋の雲が広がり、色付く稲、一部はもう刈り取られたところもありました。
ツバメが飛んでいます。もうじき南に帰る頃でしょう。ナツアカネも真っ赤に色づきわらわらと飛んでいます。

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幻日が現れました。最初は向かって左側に。
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消えてその数分後、今度は右側に現れます。
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幻日とは空中に浮かぶ小さな氷の結晶による現象ですが、結晶が平たい六角板状で六角形の面が水平にそろっていないとそれが起きないのです。その結晶がプリズムの役目をして虹のような色がついて見えます。太陽側から赤色、外側が青色になります。
貴重な場面を観ることが出来ました。

モズの高鳴きを耳にしました。"モズの高鳴き75日"、75日後には初霜の降りる頃です。
夏から秋へと季節は加速し始めています。




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杜鵑草 [処暑]

先日、春の彼岸以来の墓参りに母を連れて茨城の水戸に行ってきました。あの5年前の震災からちょうど2週間後に他界した父。
被害の大きかった水戸市郊外にある霊園では墓石が倒れて、納骨どころではありませんでした。(葬儀も1週間先でしたが・・・)
結局納骨も延びに延びて半年先に行いました。
あれから5年以上の年月が経った今でも、その爪痕があちらこちらで残っています。

墓参りを済ませ、近くを流れる那珂川を遡った所に"関東の嵐山"と呼ばれる御前山に行くことに。
流石に高齢の母と山に入るのは無理なので、清流沿いの林道を少しだけ歩いてきました。
子供の頃昆虫採集に訪れたり、大人になってサイクリングに来たりと何度も足を運んだ知れた山ですが、以外と見逃していることも多く、今回もわずかな時間でしたが色々出会うことが出来ました。

よく植栽されているアジサイは梅雨時期に開花するものですが、こちらのアジサイは初秋(8月)に入ってから咲き始めます。林道沿いに咲いています。
蕾が球形をしていることから名がついたタマアジサイです。
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蕾が割れて・・・
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花が咲きます。
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このタマアジサイの葉で休んでいたスケバハゴロモ。羽が透けて見えます。
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花弁が2枚で構成されている植物は日本でも数種類しかないそうで、代表的なものでツユクサがあります。この御前山で以外とよく目にするのがハグロソウです。今回初見です。
暗褐色の葉にその名がつきました。
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モミジガサもこの山で初です。
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これも林道沿いにひっそりと咲いていた花です。こんな可憐な花を以外と見落としていることに気がつきました。
花にある斑点の模様が鳥のホトトギスの胸の模様と似ていることから名がつけられた花の「杜鵑草(ホトトギス)」です。
ここのホトトギスはヤマジノホトトギス(山路の杜鵑草)。
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日陰の林道にひっそりと咲く姿に暫し足を止めて観入ってしまいました。
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ホトトギスの花言葉は秘めた意思だそうです。
これからこの御前山ではツリフネソウが咲く季節を迎えます。



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道祖神とタブノキ [処暑]

今日から9月。めっきり朝晩は涼しくなりました。今日の柏の日の出は5時12分、日の入りは18時6分です。
日中はまだまだ夏の暑さが続きますが、昼間のツクツクボウシや夜のコオロギの鳴き声が秋の訪れを感じさせてくれています。


成田の北東、首都圏中央連絡道路の側に成田市中里というのどかな農村があります。
その一角の旧道の三叉路に、まるで道祖神を見守っているかのような大きなタブノキがあります。
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樹齢は200~300年、幹周りは5mほど。樹高は14m。
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タブノキの枝の張り具合は、スダジイに似て縦横無尽に伸びてある意味不気味さを感じさせますが、この木自体はまだまだ元気で力強くさらに大きくなっていくことでしょう。
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今回一番気になったことが、このタブノキを囲むように置かれたおびただしい数の祠です。約150基程あるそうです。一体何のために村人たちが道祖神を置き、小さな祠を奉納していったのか?それがこのような光景へと変わっていったのでしょう。
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そのほとんどが文化年代(1804~1814年)、木の下の大きな祠には明治32年と記されています。
小さい祠にはほとんど何も記されていなく、僅かですが「道祖神」と彫られたものも何体かありました。
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元々道祖神は集落の境や村の境界、三叉路などに祀られる神で、村の守り神、子孫繁栄、旅や交通安全の神として信仰されています。
この道祖神に関して調べてみると、足の悪い村人が参拝をしたそうです。


今では旧道となり、車も通ることはなく三叉路にある道祖神とタブノキはひっそりと佇んでいました。
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タブノキがつくる木陰と三叉路に吹き抜ける心地よい風が夏の暑さを忘れさせてくれます。
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暫く休んでいると近所に住む老人が近寄ってきました。
色々お話を聞いていると、昔この木によじ登って遊んでいた事やフクロウが住み着いていた事など無邪気にお話してくださりました。

ちょうどこの道祖神が祀られた頃、まだそれほど太く大きなこのタブノキではなかったでしょう。それから今日までこの木はどんな光景を見てきたのでしょうか?そんな想いを馳せながら後にしました。
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