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龍角寺へ [春分]

話が前後してしまいますが先日尋ねた房総のむらの続きです。

史料館をあとにして北に1km程行った場所に関東でも最古の寺院のひとつ、龍角寺にお邪魔しました。
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709年に竜女が化来して一夜のうちに諸堂を建立したと伝えられます。
本尊は薬師如来坐像で709年に造られました。国の指定重要文化財にもなっています。
当時東側に高さ33mの三重(五重)の塔があったとされています。その中心礎になった穴に溜まった水は大雨でも日照りの時でも推量の増減はなかったと言われます。”不増不滅の石”と呼ばれています。
この神社も今なお震災の傷跡が随所に残っていて、この”石”の周りも囲いが倒壊しており、立ち入り禁止になって見ることはできませんでした。

境内には色々な樹木が植えられており、どれも立派に生長しています。
参道入り口の両脇はシラカシ。
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左手にイチョウ。
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裏手は立派なケヤキが立っています。
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どれも樹齢のある堂々とした構えをしています。右奥に先ほどの”不増不滅の石”があるところにさらに樹齢あるスダジイがあります。
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根元付近で二本立ちになっています。幹周りは不明ですが合わせると5m弱といったところでしょうか?
詳しい文献がないのでなんとも言えませんが、500年程の樹齢ではないかと思われます。resize12783.jpg

葉の勢いはまだまだ衰えを見せてないほど元気です。
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帰り道民家の庭にイヌガヤの蕾を発見しました。
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陽も大分傾き再び房総のむらに向かいます。タチツボスミレに西日が差し込んでいました。
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月読神社のスダジイ [春分]

今日3月25日は父の命日。朝から墓参りに行ってきた。

あの震災から二週間後息を引き取った。地震が起きたことも分からず、声をかけても反応はなく、ほぼ眠っていた状態で地震の1週間前から続いていた。

あれから5年が経った。墓地のある茨城の水戸は当時大半の墓石が倒壊しており、修復のため納骨はお盆まで掛かった程被害が大きかった。
今はもう何事もなかったかのようにきれいになっている。
それでも3/11が来る度に当時の震災と父の死を同時に思い起こしてしまうのである。


水戸からの帰り道、つくば牛久インターに程近い所にある月読神社に立ち寄ってきました。
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未だに震災の爪痕が残っていました。

天慶8年(945)の創建。 月読命(つきよみのみこと)が祭られていて、農業や産業の守り神として信仰を集めました。また毎月旧二十三日に講中集い、月の出と共に家内安全を祈願しました。今現在も続いております。
さらに古事記の言い伝えでは伊邪那岐命の左目から天照大神が生まれ、右目から月読尊が生まれたといわれています。子宝祈願もあったそうです。
間宮海峡を発見した探検家の間宮林蔵が産まれたのもこの神社のお陰であるという記述もあるほどです。
神社についてはこの辺にして・・・
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神社裏手にある樹齢6~700年と言われるスダジイが今回紹介する巨樹です。
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樹高は30m、幹周りは8mのスダジイです。
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太い幹も張り巡らせ、勢いのある元気なこの月読神社のスダジイです。一部空洞化しているものの、何のそのといった感じです。
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インターができて神社の近くを高速道路が走り、畑が新興住宅地へと変わっていくこの周辺。神社の周りだけが唯一残された森になってしまっています。鎌倉から室町時代そして現在までこの地をずっと見てきた老木です。いつまでも生き続けて欲しいと願うばかりです。


神社の鳥居の下にはヒメスミレがひっそりと咲いていました。
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房総のむらに春の訪れ 2 [春分]

今日から新天地にて仕事が始まりました。精神的にも肉体的にもクタクタで仕事を終えて休んでいます。

昨日の房総のむらの続きです。
イロハモミジの芽吹きはなんとも愛くるしい。
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ウグイスカグラの花
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池のそばの畔では土筆が一斉に出ています。
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イヌシデの雄花
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湧水のそばに見知らぬ白い花。後で調べてみるとシラユキゲシという花でした。別名スノーポピー。
山地の林内に生える多年草だそうです。自生していたものではないでしょう。
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コブシが見事満開です。
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史料館の廻りにはレンギョウやトサミズキの黄色い花が咲いています。
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この日はまだソメイヨシノは開花していませんでした。
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日が傾き始め林床が暗くなる前になんとか見つけようと躍起になっていたのが、シュンランの花です。
近年心ない人による盗掘で激減しているシュンラン。是非観てみたいと思っていました。歩くことすでに2時間近くになり、諦めかけていたところ違うものを見ていた脇に偶然生えていました。場所はお教えしません、悪しからず。まだ蕾でしたが出会えたのは嬉しかったです。まるで宝物を掘り当てたかのような感動があります。
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開花したのを観に行くことはできませんが、採取されず無事来年に観れることを期待したいと願っています。

そして房総のむらを離れて龍角寺に向かいました。





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房総のむらに春の訪れ [春分]

今日は彼岸明け。暑さ寒さも彼岸までと言いますが、今晩からまた寒くなるようです。

昨日は穏やかな春の日でした。仕事が早く終わりこのまま帰宅するのも勿体なく、昼食も摂らずに房総のむらへ出掛けてきました。
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着いたのが午後2時を少し回ったところ。日が伸びたお陰でまだまだお日様は健在です。上空は青空に白い雲が少し早い流れで移動しています。森には霞んでるような柔らかな陽射しが降り注ぎます。
ウグイスのまだぎこちない鳴き声のなか歩き始めました。

まず最初に気がつくのが匂い。辺り一体がヒサカキの花の香りが充満しています。ヒサカキが沢山生えるこの森は白い小さな花が一斉に咲き乱れています。
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この香りを嗅ぐと漸く春が来たことを思い起こしてくれます。まだこの香りが何なのか判らず山で遊んでいた学生時代、山をハイクしていた30代、そして震災と父の死。色々なことを思い起こしてくれるヒサカキの花です。

モミジイチゴの花が咲いていました。
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60種近くある日本のスミレの中でも代表的なタチツボスミレがあちこちに咲き始めていました。
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キジムシロの花にモモブトカミキリモドキが蜜を吸いに来ていました。
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ウラシマソウも出始めています。
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ヒメカンスゲ
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コナラの芽吹き
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明日はこの後半をお伝えします。
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自然を慈しむ日 [春分]

年度末になると師走以上にやることが増えて、結局疲れてブログをやる前に落ちてしまっています。
それどころか春分の日から一日過ぎたことすら忘れていました。

今週から仕事先が新しい場所へ移動したり、法事があったり、自然観察会やったりと気が抜けない日が続きます。
追い討ちをかけて携帯電話が壊れる始末。仕事が終わって閉店30分前に行くと人集り。
180分待ちだそうで諦めて帰ってきました。暫く携帯電話のない生活が続きます。まぁ、それもありでしょう!


昨日は二十四節気の春分。冬の寒さを乗り越え、春の訪れとともに動植物が本格的に動き出す頃になります。
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今朝仕事前に流山の熊野神社に行ってきました。森は正に春の訪れ。芽吹きが始まっています。
ミズキの芽吹き
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ガマズミの芽吹き
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コウヤボウキの芽吹き
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ツリバナの芽吹き
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ウラシマソウ
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花も咲き始めています。
イヌシデの雄花
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ヒイラギナンテン
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ニワトコの花序
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アオキの雄花
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ヒサカキ
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あの森の妖精はどうなったでしょうか?
ゴンズイの冬芽が終わり芽吹きが始まっています。頭が爆発したような姿。なにか怒っているような顔に見えます。
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少しずつ森が動き出しています。春の息吹を感じさせる春分でした。



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ハクモクレンとコブシ [春分]

この時期サクラに混じって、葉が揃ってなくて鮮やかな白い花を咲かせる樹木にハクモクレンコブシがあります。

開花時期に若干差はありますが、自宅近くの森ではハクモクレン、サクラそしてコブシの順に咲き始めます。春になりようやく常緑樹の濃い緑の森が薄いピンクや白色の花で一際目立ち鮮やかになっていきます。


そんな森を見ていて若かりし頃、ろくに調べもせずハクモクレンとコブシが全く同じものと思っていました。歳を重ね植物に興味を持ち始めた時、初めて全く違うものであることに気がついたのです。

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ハクモクレン

モクレンの原産地は中国でもともと薬用として日本に持ち込まれたものです。
モクレンにはシモクレン(モクレン)、サクラモクレン(シモクレンとハクモクレンの雑種)そしてハクモクレンが大まかにあります。
ハクモクレン、サクラモクレン、シモクレンの順に咲きます。ハクモクレンの花期は3~4月、花の直径は約10cmほど。花びらの数は6枚で厚めです。花は上向きに半開の状態で咲き、横から観ると真ん中で少しくびれているのが特徴です。


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コブシ

花期は3~5月。日本が原産。コブシは漢字で「辛夷」または「拳」と書きます。
最初の辛夷とは漢方薬。コブシの蕾が鼻炎に効くそうです。ただ中国では辛夷をコブシではなくモクレンを指すようです。
花の直径はこちらも10cmほど。やや下向きに広がって咲きます。
花びらは薄く、6枚で構成されています。
開花時には花の付け根に小さな葉がついているのが特徴です。

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漢字のあとの方の拳の意味は実が数個集まってつく袋形で、その形が握りこぶしのように見えることから名が付きました。コブシの果実は追ってまたご紹介いたします。

つくづく知らないということは恐ろしいものであると感じたその時でした。


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姫榊 [春分]

この時期森に入ると独特の香りが漂ってきます。

特に残っているのがもう20年も前の頃、茨城の御前山という所でトレッキングをしていた時。まだ植物の名前に関心も無く、ただただ歩くことを楽しんでいました。
花粉症ながら何処から漂ってくる'ガス漏れ'のような'醤油ラーメン'のような臭いだけは嗅ぐことができました。何なのだろう?と長い年月思っていました。

植物に興味を持ち始めてようやくこの香りが"ヒサカキ"の花から発するものであることが解ったのでした。

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花の直径は5~6mm、雌雄異株で写真のは雄花、雌花はやや紫帯びています。下向きに沢山の花をつけます。
名前の由来は葉が一年中茂るので「栄えの木」。または神域との「境の木」から変化してサカキとなりました。サカキに比べて葉が小ぶりで鋸歯のあるものがヒサカキ。タイトルにもあるように「小ぶり=姫」が付き「ヒメサカキ」~「ヒサカキ」に変化したものなのでしょう。
神棚によく供えてあるのは"サカキ"。関東地方ではサカキが少ないので、代わりにこのヒサカキが使われます。

春の訪れの実感と昔歩いた御前山を思い起こす、そんなヒサカキの花の香りです。
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sakura [春分]

桜咲く

春風と青空

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