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万葉の筑波へ その2 [小満]

早朝曇っていた筑波が登山をし始めて1時間ほどすると、雲の合間から陽が射し始めてきました。

雲の流れは早く、晴れては曇るの繰り返し。以前あった筑波山ユースホステルの跡地に到着。車でここまでは上がることができて、早い人だと30分ほど登れば御幸ヶ原に着きます。たまたま居合わせた女性の方とお話しすると、なんと御歳80だそうで恐れ入りました。

挨拶をして先に登り始めました。まだあちらこちらにフタリシズカが咲いています。
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上を見上げると万葉の森がそこにありました。辺り一面緑色に覆われ、明るい陽射しと共にさらに色鮮やかな優しい色に包まれています。
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今年も沢山顔を覗かせています。と言っても顔ではなく花。どうしても目玉親父を連想させてしまうギンリョウソウです。
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ユキザサをまだ観ることができました。数100m下がったところではもう果実ができ始めています。
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クマシデとアカシデ
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ブナの林が現れると山頂もあとわずか。
すっかり山頂は良い天気になりました。御幸ヶ原から男体山を望む。
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自然観察研究路を通って山頂を目指します。途中、立身石の手前の林床で沢山のツクバネソウが花を咲かせていました。
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立身石からの眺め。霞んでいて遠くの霞ヶ浦を望むことはできません。
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ササに止まるベニカミキリ
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山頂のヤマツツジは見頃も過ぎ始めています。
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そして北側に回りいつものブナの木の下で。
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林床では流石に陽が射さないせいもあり、ユキザサがまだあちこちで花を咲かせています。そしてギンリョウソウも沢山見かけることができます。

気温も上がり適度なアップダウンで汗ばんできます。時おり吹き抜ける風が心地好い。ホトトギスやウグイスの鳴き声に混じってケーブルカーの発車のベルが聴こえてきます。
再び御幸ヶ原に戻ってきました。女体山を望む。
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先程より人は増えてきました。時おり家族連れを見かけます。平日なのに?と思っているとこの時期に行われる運動会の代休であることに気がつきました。子供たちは元気です。

女体山に向かう途中にはオオナルコユリが沢山の花をぶら下げています。
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ヒイラギソウ
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女体山山頂からの眺め
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山頂付近の日当たりの良いところで小さな花のフモトスミレが咲いていました。
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キャンプ場に向かって降りていきます。すれ違う人も片手ほど。
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地面に光るものが!センチコガネでした。
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ぐんぐん標高を下げ、キャンプ場に出ました。
頭上をブンブン騒がしく音をたてています。よく観るとマユミが一斉に花を咲かせ、それに蜂たちが吸蜜しに来ていたのです。
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ミミガタテンナンショウは仏炎苞が目立つようになってきました。秋には朱に染まった果実が見られます。
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エンレイソウの果実が実っています。
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ガマズミを大きくしたような白い大きな花が濃い緑の森によく映えます。最初、ヤマボウシかミズキかと思いましたが、オオカメノキでした。
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オオミズアオ
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今筑波は万葉の季節へと向かっています。梅雨が訪れ、さらに緑は濃く、深くなっていきます。
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万葉の筑波へ [小満]

今日から6月。梅雨の時期を迎えます。その走りでしょうか?今朝は湿度が高めで蒸し暑く感じます。

先日久々の休みを戴き筑波に行って参りました。
筑波に近づくに連れて雲行きが怪しく、いつもの場所からは筑波山は1/3も望めず、予想された天気予報とは真逆のその姿に落胆していました。
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山の麓では麦が実りの季節を迎え黄金色になっています。
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今回は真壁に向かう途中のつくし湖に車をデポして、薬王院から鬼ヶ作林道、ユースホステル跡地に抜け御幸ヶ原へと向かいます。そしていつもの男体山自然観察研究路を一回りして女体山、そこからキャンプ場を目指して下山、再び薬王院からつくし湖へと戻るルートを設定しました。

"目には青葉 山ほととぎす 初鰹"
江戸中期の俳人・山口素堂の作ですが、鰹こそありませんが、山は目にも鮮やかな青葉が繁り、ホトトギスの美しい鳴き声が鳴り響きます。

山道を登り初めると冷たい湿度を感じさせる中、良い香りが漂ってきます。
スイカズラがあちこちに咲いています。
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薬王院そばではテイカカズラ。こちらも良い香りが漂います。
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薬王院山門
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何度訪ねても趣のある場所。鳥の鳴き声と鐘を打つ音しか聞こえない静寂なこの地が何度も訪ねてしまう理由でしょうか?そしてスダジイの樹林帯。
今ちょうど濃い緑の葉の上に淡いクリーム色をした花が沢山咲かせていて、クリの花の似た香りが一面に漂います。
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三重塔とスダジイ

少ししたに降りたところにあるスダジイにはセッコクが花を咲かせていました。
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日当たりの良い鬼ヶ作林道沿いを歩いていくと白い花を多く見かけます。
ガマズミ
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ウツギ
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ハナウド
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コゴメウツギ
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イボタノキ
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等々。そして所々で見かけるのが黄色い花序のジャケツイバラ
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上ばかり気にしていると見落としがちになります。道端にはオカタツナミソウが見事を迎えています。
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ぐんぐん高さを稼いでユースホステル跡地へ。ここから本格的な山道へと入っていきます。

続く。





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柏塚崎の鎮守の森 [小満]

今までに何度か紹介している柏塚崎にある”沼南の森”、先日久しぶりに訪ねてきました。

小高い広大な森に塚崎地区の鎮守でもある由緒ある神社、神明社がここに鎮座されています。
正面の石段を登っていき、鳥居を潜ると正面に色鮮やかな拝殿や神楽殿が建っており、それを囲むようにある周りの深い森はハッとさせられる程厳かな佇まいです。
御神木のスダジイ
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この森の林床に見所満載の植物が見られます。去年見れなかったエビネ、今年も時期を逃してしまいました。

ヤブレガサはまだ蕾です。
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キンラン
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イチヤクソウはまだまだ先のようです。
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この森で初めてお目にかかるササバギンラン。
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手入れの行き届いたこの森はこれからヤマユリなども見ることが出来ます。
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社殿脇の鉢にカラスビシャクが花を咲かせていました。テンナンショウやウラシマソウと同じ仲間。
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西日が射し込んで来ました。鬱蒼と繁る森では暑さもなく時おり吹く風が心地好いほど。
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風が吹いてくる方向から良い香りがしてきます。その元を辿っていくとバナナツリーとも言われるカラタネオガタマの木がありました。そこには小さな白い花が沢山咲いていました。正にバナナに似た甘い香りがします。
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自宅近くのこの鎮守の森周辺は開発によって住宅や工場などが立ち並びましたが、この森だけは残り今でも多くの参拝者が訪れます。

陽射しの強くなる時期、涼を求めて森を訪ねて、喧騒のない森で身体だけでなく、心の涼を求めてみるのもありかと再考させられました。
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夏は来ぬ [小満]

佐々木信綱作詞の「夏は来ぬ」
卯の花の、匂う垣根に時鳥、早も来鳴きて忍音もらす、夏は来ぬ・・・
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今日は二十四節気の”小満”です。この作詞にぴったりの季節を迎えました。
樹木の葉は新緑から万緑へと変わり、夏の様相を呈してきました。
里山では卯の花(ウツギ)も咲き始めました。麦畑もしっかり実をつけ小麦色に染まりつつあります。
山ではホトトギスが鳴き始めています。

来週は久々の筑波山にて自然観察会、どんな生き物や植物に出会えることでしょう。
今から気持ちが高まります。
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こんぶくろ池へ [小満]

仕事場がこの春から新たにもう一ヶ所増え、日替わりで行き来をすることとなり、毎日がバタバタしています。
いつもの職場の近くでは市野谷の森が近くにあるので、少し早めに起きて仕事前の散策を楽染むことができました。
新しい職場にも慣れて余裕ができ、この近くではなにか無いか探していたところ”こんぶくろ池自然博物公園”があることを知りました。先日、始業前の1時間という短い時間で下見をして来ました。
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この”こんぶくろ池自然博物公園”は、こんぶくろ池、弁天池の湧水とそれらを取り巻く、緑豊かな里山です。市民ボランティアによる活動が盛んでこの森を保全しています。

弁天池
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こんぶくろ池
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あまりの広さに1時間という時間はあまりにも短く、全てを観ることはできません。買いつまんで観ることに。
コウゾの果実が生っていました。
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ムラサキシキブの花
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花の時期は過ぎてしまいました。ジュウニヒトエとフタリシズカ。
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コマユミの果実
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アカメガシワの蕾
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ナワシロイチゴ
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ノアザミ
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散策路はまさし”目には青葉”です。
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これからこの辺りでは貴重なノジトラノオが咲く季節を迎えます。あっという間の1時間が過ぎ、仕事場に向かいました。日を改めてもう少しゆっくり園内を散策したいと考えています。
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水の月 [小満]

今日から6月。”水無月”です。今さらですがこの水無月は「水の無い月」ではなく、「水の月」という意味です。田んぼに水を張る時期を指します。

今、流山の運動公園ではタイサンボクが大輪の花を咲かせています。甘い香りが公園に漂います。
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アジサイやクチナシも徐々に楽しめる時期になります。

関東の梅雨は年々長くなっているそうで、6月前半から7月半ば過ぎまでになりそうです。

雨降りが続きますが、雨具用意して森の散策もまた乙なものでしょう。





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5月終わりの市野谷の森 [小満]

定例の市野谷の森。上旬、中旬、下旬と定点観測を含めて、その時出会った植物や昆虫たちの森の姿を12ヶ月追っています。早いもので5月ももうおしまいです。

西の入り口のクヌギの定点観測
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モミジイチゴは熟しており、一粒戴いてみました。野性味溢れる酸っぱさと仄かな甘味が口に広がります。
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ニワトコの果実。
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定点のムクノキ
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森の奥に入っていくと地面ではオオヒラタシデムシがあちこちいます。森のお掃除屋さんです。
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後翅が退化して飛ぶことのできないアオオサムシ。普段夜に出歩く昆虫ですが動き回っていました。
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イヌシデの林の定点観測
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森の中央のクヌギの定点観測
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この下旬になると花は見ることも少なくなり果実が次々と出来上がっていきます。フタリシズカも花の時期は終わりで果実をつけていました。
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クヌギ、イヌシデとコナラの混在する定点観測
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森の縁では先日紹介したコナラやアカメガシワ等々の新しい葉が出てきています。
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コナラ

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アカメガシワ

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ミズキ

色のついた葉は遠目で観るとまるで花のようです。あのウサギの耳のような肌触りのシロダモの新しい葉はすっかり緑色へと変わっていました。
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ムラサキシキブが花を咲かせ始めています。
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マユミは果実へ。
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移り変わりは早く、森の緑はさらに濃くなり、花から果実へ。
いよいよ来月は梅雨に入り、植物にとっては恵みの雨、さらなる生長が観られることでしょう。




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樹の下が恋しくなる頃 [小満]

5月も終わろうとしています。日射しはもう夏本番と変わらなくなりました。
フィールドに出ようものなら、水分は確保しないといけない季節です。

定例の市野谷の森へ出向きました。
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森に隣接する学校ではイベントがあるのか周辺には多くの車が止まっていました。グラウンドでは少年野球の練習が行われています。

結局この春から初夏にかけてオオタカの鳴き声を聞くことは一度もありませんでした。
やはり棲み家を変えてしまったようです。今日多く聞こえたのはウグイスとコジュケイぐらいでした。

森に入ると流石に日向とは明らかに違うほど涼しく感じられます。この時期は直射日光を遮ってくれる樹の下が本当に恋しくなります。また遮ってくれている樹を見上げるのも好きな季節です。
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コナラの若葉は遠くから観るとまるで白い花が枝先に咲いたよう。
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森の縁では青臭い香りが漂ってきます。
クリの花が咲いていました。
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これは雄花。

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こちらは雌花です。



以前この森にも多く見られたオカトラノオ。
開発によって消滅する前に自分の庭に移植して、大切に育てている地元のお婆さん。
今年もまた観ることができそうです。あちこちにつぼみを持ったオカトラノオが現れていました。
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また詳しくは後日。




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麦秋と筑波 その3 [小満]

筑波自然研究路を周り、再び御幸ケ原に戻ってきました。疎らながら登山客が休憩をしています。

女体山へ向かいます。
その途中ではまだツボスミレが咲いています。
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チゴユリの姿も。
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ガマ石の道を挟んだ反対でヒイラギソウの花が満開です。
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女体山からの眺め。雲がかかり視界はあまり優れません。
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少し休憩をして筑波高原キャンプ場へと降りていきます。山頂付近はまだ春の花が多く見られます。
ホウチャクソウも咲いていました。
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沢伝いにオオルリが美しい声で鳴いています。

ミヤマシキミは果実ができていました。
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キャンプ場に出て崖沿いにタツナミソウが咲いていました。シソバタツナミソウでしょうか?
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林道を歩いていくと目の前に鮮やかなアジサイに似た大きな白い花が咲いています。
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オオカメノキでした。
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日当たりの良い場所ではユースホステル跡地にあったコゴメウツギもここでは開花しています。
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フジの花
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真壁に下りる途中の観光道路沿いに観れたオカタツナミソウ。
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山頂付近はまだ晩春、中腹は立夏といったところです。里に降りてきて蒸し暑さが実感します。辺りは麦秋を迎えています。その香りが風で漂ってきます。
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麦秋と筑波 その2 [小満]

ミズナラやブナの林床に白いブラシ状の5cmほどの小さな花があちこちに咲いています。ユキザサというユリ科の植物です。ササの葉の上に雪が積もっているように見えることから名付けられました。
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御幸ケ原近くまで登ってくると、まだニリンソウが咲いています。
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ササにユウマダラエダシャクが止まっていました。鳥の糞に擬態していると言われています。
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そして御幸ケ原に出て休まず男体山の自然研究路を時計回りに進んでいきます。早朝ということもあり人はいません。のんびり散策できそうです。
入り口にヤマブキソウが咲いていました。この時期白い花が多い中一際目立ちます。
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間宮林蔵がこの場所で立身出世を祈願したと言われる立身岩の上から眼下を望む。
遠くに霞ヶ浦、手前の宝篋山。
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オレンジが際立つ筑波神社の鳥居と水田、茶色は麦畑。
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研究路脇にツクバネソウを見つけました。これもユリ科です。
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男体山山頂ではヤマツツジが満開でした。
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アカシデの果穂
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ガマズミ
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オトコヨウゾメ
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ミミガタテンナンショウの果実。秋には赤くなった実が見られる事でしょう。途中枯れることがなければ。
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ブナの青葉
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明日は女体山から真壁へ。



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