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夏の木 [小暑]

関東の梅雨明けはまだですが、30度越えの真夏日になった一昨日は茹だるような暑さでした。
こんな日にフィールドに出掛けると、風の通りのある大きな樹の下で涼を求めて一服します。

江戸時代、街道沿いの一里塚の目印としてエノキを多く植えたそうです。
そのエノキが作る木陰が夏の陽射しを遮ってくれて、休憩する者に大変好まれたことから、「夏」の「木」から「榎」という漢字が宛がわれたそうです。


つくばの麓を流れる小貝川沿いに金村別雷神社(かなむらわけいかずちじんじゃ)があります。
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(福雷橋から金村別雷神社を望む)

つくば市上郷にあるこの金村別雷神社は、931年創建。「雷」の付く神社が茨城県内に26社あるうち、この神社だけ唯一の郷社で、関東の雷電信仰のうち雷電神社に次ぐ規模を誇っているそうです。
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「雷」がつく神社は当然落雷が多いからそう名がつくので、地形的にも河川や湖沼近くにあるそうです。
この神社然り、小貝川から数m程しか離れておらず、自然堤防の上に建っています。
小貝川と言えば氾濫する川で有名ですが、境内が冠水することは一度も起きていないとのことです。
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神社のことはこの辺で。


福雷橋から金村別雷神社の参道を歩いていきます。
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鳥居を潜り、すぐに二本の巨樹がお出迎えしてくれます。
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遠目で見るその二本の巨樹はまるで容姿がそっくりな双子のよう。主幹の傾き加減までも同じ。近くに行くまでてっきり同じ種の樹木だと勘違いしていました。
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参道入り口側(写真右)に立つのがケヤキ、そして神社側(写真左)の方がエノキです。


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このエノキは樹高23m、幹周りは5.6mあります。主幹は大分損傷がひどくなっていますが枝葉の勢いは元気そのものです。

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もうひとつのケヤキ、樹高は目測で20m弱、幹周りは4.5m。こちらも主幹に空洞ができています。

それでもこの二本の違う種の樹木はまるで兄弟のように仲良く、しかも競うように枝葉を広げて伸びています。

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エノキの根元でハグロトンボが羽を休ませていました。
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この二本の樹が造り出す木陰で時を忘れて暫く涼ませていただきました。小貝川から吹く風がこの樹の下を通り過ぎ、さらに心地いい。
昼寝がしたくなる気分でベンチに横たわり、上を見上げるとエノキの回りを、太陽の光で輝く沢山のタマムシが飛んでいました。


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どうやら本日は雷様のお出は無さそうです。











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神崎古原八幡の巨樹たち [小暑]

利根川沿いの神崎の”道の駅”から車で15分ほど行った、畑の広がる高台の古原地区に八幡神社があります。
この八幡神社は神崎町から”古原八幡神社巨樹群”という指定の天然記念物が与えられています。
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鳥居の手前にまずはムクノキが鎮座しています。
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樹高は20m程、幹周りは5.4mの立派な巨樹です。根元には小さな祠があります。

その奥に同じ背丈ほど延びたカヤがあります。
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右がムクノキ、左がカヤ

鳥居を潜るとカヤのあの独特な香り、グレープフルーツのような清涼な香りがしてきます。
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こちらのカヤは幹回りが4mほど。ムクノキ、カヤ共々元気に育っています。

そして奥へと進んで、二つ目の赤い鳥居を潜ります。。右手にこの神社のなかでも最も大きい樹木が現れます。
樹高25m、幹回り6.1m、樹齢は2~300年のスギです。
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古木でありながらも枝葉の付きはよい状態です。
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この八幡神社の狛犬は精悍な姿をしています。
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鬱蒼と生い茂る巨樹に囲まれた、誰も来ない静かな社に夏の到来を知らせるニイニイゼミの鳴き声だけが響いていました。
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佐倉市青菅正福寺のスダジイ [小暑]

鷲神社から1km程の場所に青菅正福寺があります。
スダジイやアカガシ等の樹木に囲まれた所にひっそりと佇んでいます。

お寺に通じる道の左手奥に、樹高20mの二本のスダジイが立っています。
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近づくと二本ではなく元は一本のスダジイが根元から二つに分かれたものであることがわかります。
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樹齢は400年以上でこの寺院が建立する以前からあったとされています。
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幹周りは約5m程、枝葉の勢いは古木の割りに元気な状態を保っていました。

根元の下には石仏が置かれていました。よく観ると母親が赤ちゃんを抱っこするものが多いことがわかります。どれも優しい顔をしています。
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佐倉鷲神社のケヤキ [小暑]

今朝は湿度が高く蒸し暑くなっています。午後は雷雨になるそうです。地元の柏ではミンミンゼミそしてアブラゼミが鳴き始めました。

先週佐倉に用があり、その帰りに巨樹巡りをして来ました。

佐倉市先崎にある鷲神社から。
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ここに祭られているのは天乃日鷲命(アメノヒワシノミコト)という神様です。
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パンフレットからの抜粋
”『佐倉風土記』には、朱雀帝の頼願により、承平7年(937)7月天台座主慈恵僧正が来てこの神を祭り、併せて行基作の刻んだ釈迦像を安置し平将門の悪行を取り除いたとあります。”

鷲神社の境内に入ると鬱蒼と生い茂る杜になっており、そこには樹齢推定が1000年のケヤキをはじめとして、イチョウ、モミ、アカガシ、スギ、スダジイ、ヤマザクラなどの2~300年の樹木があり、佐倉市の保護樹林に指定されています。
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アカガシ

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スギ

この杜のなかで最も古い木のケヤキは樹齢1000年とも言われ、この神社が建立された時に植えられたとも。
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樹高は16m、幹回りは6.3mで佐倉市の指定天然記念物にされています。

応永年間(1394~1428)の時に神社の火災で芯は枯れてしまったと言われています。
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里人の間では「ねね子様の木」とも呼び、安産子育ての木として親しまれています。又、粥に混ぜて食べることで乳が出るとも言われています。
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大分損傷は酷いものの、元気に枝葉を伸ばしている姿に生命の力強さが伝わってきます。

この杜の樹木だけでなく神社本殿の造りにも興味が湧きます。火災焼失後の天保15年(1844)に再建されました。時の幕府の彫刻師星野理三郎政一の作で懲りに凝った造りになっています。
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側柱の昇り龍

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本殿や下部にまで彫刻されています。


親子の狛犬。子育てや安産といった庶民からも親しまれた神社であることが伺い知れます。
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安久山のスダジイ [小暑]

匝瑳市の飯高檀林跡を訪ねた後、そこから程近くの安久山にあるスダジイを観に行ってきました。

個人(平山邸)の裏庭にそのスダジイはあります。
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保存管理が行われており、拝観料として200円徴収しています。昨年お伺いした時は、お留守で拝観料を払って観させていただきましたが、今年は農作業されていた家主さんに案内されて観ることが出来ました。

1年ぶりに観たスダジイ、やはり全国的に見てもその巨樹ぶりに感動を覚えます。
幹周りは10m、樹高は25m、樹齢は2~300年と言われています。
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すると奥からここのお宅に住むお婆さんがやってきました。このスダジイのことや周辺の里山について沢山語ってくれます。板状になった根やこの木に共生したヤブツバキやヒイラギのこと、そして樹の下で育っている植物など尽きること無く聞くことが出来ました。

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板根

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ヤブツバキと共生
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ヒイラギと共生
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ヒメヒオウギズイセン
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アカショウマ?
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ハッカクレンの果実
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ハッカクレンの葉にいたシュレーゲルアオガエル
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谷津田に下りていこうとしましたが、雨上がりでかなりぬかるんでおり今回は諦めました。その後築130年のお婆さん宅にお邪魔してお茶とお菓子を頂き、貴重な歴史を聞くことが出来ました。
別れ際、今朝採れた野菜を沢山頂いてお邪魔いたしました。


このスダジイの巨樹の裏にもこれに負けじと立派なスダジイがあります。
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樹高は20mほど。幹周りは7.5m。
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見る角度によっては、その姿どことなく首長竜を思い起こすようなシルエットです。
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根元には小さな祠がありました。
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匝瑳市にはこの他にも飯高周辺を含め皆さんスダジイの樹を大事にされてきていることを特に感じました。
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7月上旬の市野谷の森 [小暑]

先日定例の市野谷の森へ出掛けてきました。梅雨らしい天気は長続きせず、夏本番を今年はすでに迎えています。
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先月末から鳴き出したニイニイゼミに加えて、朝と夕方にはヒグラシも鳴くようになってきました。

今回も西の入り口から入っていきます。
クヌギの定点観測
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先月末に蕾だったヤブミョウガも花が咲き始めています。
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沼南の杜で見かけたヒヨドリバナ。流山は少し遅いみたいです。
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定点のムクノキ
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森の奥へと入っていきます。久し振りに沼に行ってみました。水は此処のところの小雨で干上がる寸前まできています。
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イヌシデの林の定点
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森の中央のクヌギの定点観測。昼過ぎでも日が入り込まず薄暗い。
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大きなオスのカブトムシがいました。
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クヌギとコナラ、イヌシデの混在する林
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ヒメキンミズヒキが咲き始めていました。
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拡大してみるとササキリの幼生が触角を掃除していました。
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ワラワラと黒い物体が目の前を飛んでいます。ハグロトンボです。
暗い森の中を飛ぶハグロトンボは何処か妖艶なところがあります。止まったところで。
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東の入り口を抜けて水道局側の通りに出ました。クサギに蕾ができています。あと1週間程で開花でしょうか?
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何処からかユリの香りがして探して森に再び入っていくと、ヤマユリが咲いていました。
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近くではアキノタムラソウも咲いています。
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森に縁を南側に回りいつもの民家のお庭へ。
ノジトラノオはもう終わりを告げていました。僅かに残った花序にキタテハが来ていました。
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メハジキの花が咲き始めています。
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先月末に撮ったヨウシュヤマゴボウは色付き始めています。
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森ではナツアカネが飛び始めています。
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梅雨明けも間近。蒸せるような森の濃さが辺りを包み始めます。







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飯高檀林のスギ [小暑]

麻賀多神社から足を伸ばして匝瑳(そうさ)市飯高にある日本最古の大学、飯高檀林跡にお邪魔してきました。
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檀林とは仏教の学問所を意味しており、その歴史は古く天正8年(1580年)から明治7年(1874年)に開設されていた、日蓮宗最古い最高機関の学問所に当たり、現在の立正大学の発祥の地でもあります。
平日の午後にも関わらず、この地を訪れる人が絶えることがありません。
NHKの”とと姉ちゃん”のロケでもこの飯高檀林が使われています。

この飯高檀林は国の重要文化財に指定されています。
最盛期で600名もの学僧が学んだと云われる講堂。
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茅葺き屋根の鼓楼は講堂に学僧を呼集するため打ち鳴らしました。
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鐘楼
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境内の回りには植林されたスギを中心とした樹齢200年から300年という古木が多く存在しています。
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その中での一際存在感のあるスギ
樹高は33m、幹周りは5.5m、推定で300年の樹齢です。
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去年の夏以来の訪問でしたが、変わらぬ荘厳な姿と辺りの静寂さに、改めて心も身体も浄められていく気がします。何度でも訪れたい場所のひとつです。
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沼南の森に”百合”が咲く [小暑]

今日は7月7日七夕です。柏では夕方から雷雨があるようで夜空はいかがでしょうか?

また今日は二十四節気の小暑に当たります。これから段々暑くなっていく頃を指します。梅雨明けももうすぐです。

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此処のところすっかりご無沙汰の沼南の森に夜明けと同時に歩いて行ってきました。
もうボチボチ、ヤマユリの大輪の花が咲く頃を迎えます。
先日市川大町の谷津田に行かれる方のブログではもう咲いているとのこと。

あまり陽の当たらない沼南の森は少し開花は遅め。あまり期待せずに出向きました。
大津川沿いの田んぼは青々しています。吹き抜ける風が早朝だけに心地好いです。

40分ほどで到着。流石に汗をかいているので、そのままでは蚊の餌食になること必至。虫除けをして森の中へと入っていきました。

入って直ぐまだ見えぬユリも、香りで咲いているのが解りました。足早に匂いのする方へ向かいます。
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あちらこちらに蕾を持ったヤマユリの中に一輪だけ咲いているものがありました。
濃い緑の中に一際目立つ白色の花、それはまるで見つけてくださいとアピールしているかのよう。
強い香りも色使いもそしてシルエットもどれも強烈なインパクトのある存在感たっぷりの花です。
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こんな風に書きながら、昨日記者会見した某女性議員を思い出してしまいました。たしかこの花の名前が一部入っていたような・・・

話が逸れてしまいました。

ヤブコウジにも花が咲き始めています。こちらは地面から15cm程の高さに1cmにも満たない花。
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イチヤクソウの花は今年は観ず終い。代わりにオオバノトンボソウがでていました。
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ヒヨドリバナも咲いています。
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1時間程森を歩いて来ました。もっと居たいところでしたがこれから仕事!仕方なく森を後にしました。
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澤瀉屋! [小暑]

仕事先の方に頼まれ、飼育ケースとカメラを持って田んぼに入ってきました。

まだ6時前ですがもう汗が出てくるほどの暑さ。今日は気温が高くなりそうです。
所々で咲くツユクサの花が少しは暑さを忘れさせてくれます。
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田んぼの畔道にはオモダカの花が咲いています。
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白い花弁の中央が緑の球形になっているのが若い果実。
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歌舞伎役者初代市川猿之介の生家が副業で薬草のオモダカを扱う薬屋を行っていたところから、屋号を"澤瀉屋"(おもだかや)にしたと言われます。それがこの葉です。
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三角のこの人の顔(面)に似た葉が高く伸びていることから"オモダカ"になったそうです。


ハッカの花
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本題の何故田んぼに入ったかは、このニホンアマガエルにあります。
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一匹のニホンアマガエルを飼育している仕事場の方の娘さんが、一匹ではかわいそうなので何匹か捕まえてきてほしいという願いで田んぼに入ったのです。今時の子供にしては珍しく、生き物を大事に育てていることに共感して引き受けた次第です。
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畔を分け入ると、まだようやく尾が無くなったばかりの子供のニホンアマガエルが沢山いました。

きちんと餌やりをしてあげると大きくなるそうで、捕まえたカエルたちも大事に育てられ、大きくなることを期待したいと思います。


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古墳に咲くヤマユリ [小暑]

九十九里の最南端から北上。横芝、成田と経由して帰路へ。

途中休憩がてら寄ったのは"房総のむら"です。
初夏に訪れた以来です。ノアザミやエゴノキ、ウツギの花が咲いていました。モミジイチゴが実り、池には睡蓮やコウホネが花をつけていました。

季節は進み、茶色い部分が多かった森もすっかり濃い緑へと変わっています。
ニイニイゼミが鳴き、空高くオニヤンマが飛んでいます。ウグイスに混じってホトトギスも甲高く鳴いています。
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この辺りは古墳が多くあり、その回りを遊歩道が整備されています。
夕方5時を回り、西日となり森は影を作り始めています。古墳には沢山のが咲いています。 濃い緑に一際目立つ大きな白い花。目を楽しませてくれるだけでなく、濃厚な芳香で鼻をも魅了してくれます。 resize10566.jpg resize10570.jpg resize10567.jpg 西日の逆光を利用して撮ってみました。 resize10562.jpgresize10564.jpg 遊歩道沿いに膝ぐらいの高さに紫色した花をつけた植物が点在します。アキノタムラソウです。 名前からして秋に咲くイメージを持たれるかもしれませんが7月頃から咲き始めます。 resize10569.jpg ナツアカネ resize10568.jpg タマゴダケはこの色使いでも食用です。 resize10571.jpg ウツボグサの花の時期はそろそろおしまいです。 辺りが大分暗くなってきました。長旅の疲れも出始めたのでこの辺で帰ることにしました。 房総のひとつ取っても全く違う顔を持つ里山です。次回はどこを旅してみようかな?今から楽しみです。 resize10565.jpg
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