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初秋の房総のむら [白露]

今月に入ってもう半月。愚図ついた天気が続いています。昨日は久々のお天道様を見ました。
先日雨の止み間に成田の房総のむらにお邪魔してきました。
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秋を代表する薄紫のツルボが古墳の周りに沢山花をつけています。
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これだけ雨降りが続くと林床ではキノコがあちこちに地面から顔を出しています。タマゴダケの紅色も薄暗い森の中では一際目立っています。
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こちらも初秋に咲くアキノタムラソウ。
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まるで線香花火のように咲いているアキノカラマツ。
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ウツボグサの花期は終わり、ひとつひとつの靭(うつぼ)には種子が実っています。
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最近見かけなくなったワレモコウはここでは定番です。
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シラヤマギクはあちこちで観ることができます。
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ノコンギクも秋の代表の花です。
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キンミズヒキ
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地面ばかりだけでなく樹木にも注目。

ハリギリのシルエットは大きなモミジの葉を想像させます。
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赤い果実が鈴なりのゴンズイ。
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ガマズミの果実。口に入れるとまだ酸味が強いです。
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今回訪れた目的の花たち。

まだ少し早かったみたいです。曼珠沙華はまだ二輪しか咲いていませんでした。今頃は一面に咲いていることでしょう。
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ツリガネニンジン
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ノハラアザミとオオチャバネセセリ
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フジバカマはまだ蕾でした。
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キバナアキギリ
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再び雨が振りだしてきました。滞在時間は僅かでしたが、秋の気配を感じさせる房総のむらでした。


今週は台風が来てまた大荒れの天気が続きます。フィールドに行くのも躊躇ってしまいますが、また雨の止み間を狙って行けたらと秘かに考えているところです・・・



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成田の日暮の榧 [白露]

印旛沼と一面黄金色に光る田んぼ。その先にJR成田線下総松崎駅があり、そしてその先には台地がそびえ立ちます。
そこに八生(はぶ)という地名があります。時間が経ちましたが、8月の終わりにこの地区にある来迎寺のカヤの巨樹を観に行って来ました。
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この来迎寺の創建は不明ですが、文献では1594年(文禄3年)にこのお寺の事が記載されていますので、それ以前の古いお寺であると想像します。
しかし今はお寺の雰囲気はなく、本堂も無く民家の姿をしています。大正時代のはじめに火事で焼失したものと考えられます。それまでは立派な寺院であったそうです。本尊は阿弥陀如来です。


時は太平洋戦争末期の1945年2月、日本軍が1機の米軍機を撃ち落としました。落ちた先が運悪くこの来迎寺の近くにある八生国民学校(現八生小学校)で全壊全焼となったのです。

その時操縦していたパイロットがトーレイ中佐、操縦席に座ったまま亡くなっていたそうです。
そのご遺体を一時、近くにあった来迎寺が安置しました。後、米軍が遺骨や遺品を引き取りに来て、手厚く葬ってくれたことを感謝して持ち帰って行ったと言われています。
戦争の最中、しかも敵国ながら人道を重んじて行ったことに感銘を受けました。


と、ここまでは心暖まるお話なのですが、実は後で詳しく調べていくと意外な事がわかってきました。

米軍機から降ろされたトーレイ中佐の遺体に向かって村の者が集まって殴るという行為を行ったのです。
しかもその遺体を村の外れにある馬捨て場に葬っていたのです。
戦後、米軍がこの墜落した機について調査しに来ました。村の重役がこれはまずいと思ったのでしょう。掘り返され、来迎寺の墓地に改葬され事なきを得たとされています。

そして先に述べた'手厚く葬ってくれたことを感謝して持ち帰って行ったと言われています'に繋がっていくのです。
まさかそんなエピソードがあるとは!人道ではなかった。"鬼畜米英"正しく戦争の最中であったのです。
死んでまでも家畜扱いされていた程、戦争当時の恐ろしいまでの思想が人々にまん延していたのでしょう。


話が長くなりましたが、本題のカヤの巨樹です。
来迎寺の門を抜け右手にその大きなカヤの巨樹があります。成田市の指定天然記念物になっています。
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樹齢は不明、幹周りは3.9mと説明板に書かれています。
誰でしょうか?落書きがされており4.3mになっています。昭和55年に立った案内板、35年も前の事ですので生長していることでしょう。
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大正初めの"八生村誌"にこのカヤの事が記されています。

日暮ノ榧
松崎来迎寺境内ニアリ。周圍二間。丈高カラズシテ其枝八方二垂レ、殆ント一反歩餘ヲ壓ス。
夏季此ノ下ニアルヤ涼気自ラ来リ去ル能ハズ。遂ニ日ノ暮ルゝヲ覚ヘズト。因リテ此名アリ。


夏の暑いとき、この枝振り豊かなカヤの木の下に来ると涼しくて、日暮れになることを忘れてしまう。
昔の人はこのカヤを「日暮の榧」と呼んでいました。
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夕方が迫り、田んぼからこの来迎寺の台地に向けて風が吹いてきます。
カヤの木陰は本当に涼しく、しかもグレープフルーツに似た香りのするカヤの果実がさらに清涼感を倍増させています。

四方に拡げた枝葉
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カヤの果実
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この来迎寺のカヤは昔から近くの住人の夏場の休憩場所であったのでしょう。

その後お寺が焼け落ち再建され、そして太平洋戦争が始まり、近くに米軍機が落ち終戦を迎えました。操縦していた中佐がこのお寺に改葬され、米兵に引き取られていきました。


ずっとずっとこのカヤは見続けてきました。そして今日も夏の暑い日が終わろうとしています。
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妙照寺の大杉と幻日 [白露]

また台風が接近しています。明け方から強い雨が降り始めました。

今日は二十四節気の白露です。
昼間と晩の気温差が大きくなります。夜中の間に大気が冷え込んで、朝方草花に露が宿る、そんな頃を言います。
ちなみに中国の陰陽五行ではこの白露の"白"は秋を指しています。


朝6時になるとお寺の鐘の音が鳴り響きます。自宅から直線にして1km程のところにある柏大井の妙照寺というお寺からのものです。
妙照寺は810年頃に建立された真言宗のお寺で、開山は日蓮大聖人の直弟子で中老僧の越後阿闍梨日弁上人とされています。
1288年大井の御堂と呼ばれていた真言宗のお寺を日蓮宗に改め、光雲山妙照寺を興したことに始まったとされています。
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このお寺の山門の先右手高台に大きなスギが立っています。
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妙照寺では、宗祖日蓮聖人が始めて清澄寺で題目を唱えた750年頃に芽ばえたスギだとしています。
幹には立派な注連縄が巻かれています。

幹周りは約5.7m、樹高は20mになる柏市でもっとも大きな樹木です。樹齢は実際300年といったところです。
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夕暮れ迫る秋の空をバックに。
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お寺を後に高台を降りて大津川の流れる田んぼへと向かいました。秋の雲が広がり、色付く稲、一部はもう刈り取られたところもありました。
ツバメが飛んでいます。もうじき南に帰る頃でしょう。ナツアカネも真っ赤に色づきわらわらと飛んでいます。

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幻日が現れました。最初は向かって左側に。
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消えてその数分後、今度は右側に現れます。
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幻日とは空中に浮かぶ小さな氷の結晶による現象ですが、結晶が平たい六角板状で六角形の面が水平にそろっていないとそれが起きないのです。その結晶がプリズムの役目をして虹のような色がついて見えます。太陽側から赤色、外側が青色になります。
貴重な場面を観ることが出来ました。

モズの高鳴きを耳にしました。"モズの高鳴き75日"、75日後には初霜の降りる頃です。
夏から秋へと季節は加速し始めています。




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静寂の森 [白露]

市野谷の森の回りの開発は大分進んで、特にこの春開校した小中一貫校への道の整備が急ピッチで進められています。強引な工事で樹木に傷をつけ、折られ無惨なもの。盛り土は雑そのもの。
去年この場所で見たホタルカズラはもう舗装化されて見ることはできません。ニガイチゴも無理でしょう。
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人も滅多に通行しない土の道、何故そこまでして舗装化しないといけないのか不思議に思います。

この通り沿いに四季折々の日本の花を咲かせる民家の庭があります。一部舗装化にともない削られてしまいましたが、この秋も数々の花を咲かせていました。
ゲンノショウコ
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ススキ
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この森の東側、ここも舗装化されました。僅かに残ったサワフタギに果実ができていました。瑠璃色の綺麗な果実です。
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本来なら枝にたくさん生るところでしたが、開発以降ツル植物がサワフタギに巻き付き覆い尽くされてしまっています。



開発された市野谷の森を後にして、いつもの静寂に包まれた熊野神社に場所を移動。やはりここは落ち着きます。南流山から1kmほど離れている高台にあるこの場所はまだ開発の手は延びておらず、鳥や昆虫が多く住み着く森です。
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森の入り口の畑の脇でツルボが咲き始めています。
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カラスウリの果実。
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畑に植えられているシソの花。
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シロダモの果実
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境内のそばに咲く曼珠沙華は見頃を迎えています。
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明日は彼岸、朝晩はめっきり涼しくなりました。日中との気温差も大きくなり、草に露が降りています。
各地で稲刈りも終盤を迎え、秋祭りが行われる頃になりました。

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秋の始まり 市野谷の森 [白露]

雨が上がって2日目、路面も少しずつ乾きはじめ、森の至るところでクモの巣が張られはじめています。
朝早く流山の市野谷の森を歩いてきました。
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蝉はもう鳴いておらず、代わりにモズが甲高い声を出して鳴いています。
入り口の近くに咲くクサギ。良い香りを出していますが、虫たちはまだ集まってきていません。
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森の中へ。
フジカンゾウの花。去年と同じ場所で今年も咲いていました。ヌスビトハギと同じくメガネ状の果実ができて人や動物に接触することで引っ付き運ばれていきます。果実には毛が密生していてマジックテープのようにつきます。
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クヌギのドングリが落ちています。
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ガンクビソウ
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チヂミザサ
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フジカンゾウ同様、上の2種も果実を動物などにくっついて分散を行うものです。
こちらのチヂミザサとガンクビソウは粘液により付きます。
これからの時期はフィールドに出るとこういった"ひっつき虫"に悩まされます。

森の縁の日が差し込むところに出るとイタドリの花が咲いていました。
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同じ場所ではオトコエシの花も。秋の七草にオミナエシ(女郎花)があって何故オトコエシ(男郎花)は入らなかったのでしょう。
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ヒヨドリジョウゴの果実。
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タケニグサの果実
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ゴンズイの果実
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ヨウシュヤマゴボウの果実
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どの果実も美味しそうに(タケニグサは別として)見えますが人は食べることができません。

草むらには羽を休める虫がいます。
クロヒカゲ、子供の頃はどちらかというと嫌いな虫でした。日陰をヒラヒラ舞う姿がこの時期良く見かけます。
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ホシホウジャク、飛行しているときは橙色の帯があり見事ですが、止まった姿は地味そのものです。
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羽を休める虫もいれば、それを狙う虫も。
チョウセンカマキリ。良いカットが撮れました。
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このあと熊野神社へと足を運びました。






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流山の樹液酒場 その後 [白露]

先月のお盆頃から続く長雨、今週も不安定な天気が続きました。
ギンモクセイに続きキンモクセイも咲き始めました。長雨の憂鬱さをこの香りが一瞬忘れさせてくれます。
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流山のいつも夜通っていたクヌギ並木。その後クヌギの樹液酒場はどうなったか、相変わらず気になって、週末仕事帰りについつい立ち寄ってしまいます。

先週のあの豪雨の二日後、気温もかなり上がり真夏日であったと思います。
19時半に行ってみると相変わらず樹液は出ており、ちょうど地面から1.5mの高さに2ヶ所、50cmのところに1ヶ所樹液が出ていました。

スズメバチがいます。夜活動することはしないはずなのですが・・・ 近くに寄っていっても気がつく気配がありません。前回いたカブトムシの姿はもうありません。雨上がりのせいか蛾も集まっていません。
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ヤマトゴキブリ相変わらず多く閉口してしまいます。
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コクワガタが活発に動いていました。
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そして今日同時間、昨日までの雨でまだ地面も樹皮も乾いていませんでしたが、樹液は相変わらず出ており、あの独特な臭いが立ち込めています。
個体数は少なく、それが季節の進みに因るものか、雨に因るものか定かではありませんがコクワガタ、ヤマトゴキブリそしてヨツボシケシキスイを観ることができました。
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この時期見かけるコクワガタはかなり立派な個体ばかりで、初夏に見かけるものとは全く大きさや風貌が違います。
今日も蛾は見ることなく残念です。明日も引き続き晴れマークなので仕事帰りに寄って帰ろうと思います。



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日本のサルビア [白露]

房総のむらの池の畔にハギの花が咲いています。
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池を通りすぎて一般道に出ました。民家の植え込みのヤマボウシの果実が色づきはじめています。
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再び遊歩道に入り森の中へ。日当たりのよい場所にでると・・・
アザミが咲いています。日本に60種ほどものアザミがあります。
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ツリガネニンジンがあちこちに咲いています。
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花の下には若い果実も生っています。


センニンソウから仄かに甘い香りがします。
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珍しい白花のミズヒキに出会いました。シロバナミズヒキです。
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準絶滅危惧種に指定されるフジバカマ。秋の七草でも有名です。葉を乾燥させると桜餅の香りがします。開花にはちょっと早かったみたいです。
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今回の"房総のむら"の散策も終盤を迎え、最後の目的の花、日本のサルビアを観に。
学名Salvia nipponica、キバナアキギリです。
シソ科の仲間になります。
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筒状の花の雄しべには、蜜を求めに来た昆虫(ハチ)の背に花粉を付ける構造があります。
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多くの蚊とスズメバチには閉口しましたが、それ以上の多くの花に出会えたことに満足しています。
流山の里山を中心にここ数年活動してきましたが、開発の行われないフィールドならではの満足感を味わえたような気がします。(フィールドに出る度に景色が変わるほど悲しいものはありません)


来週辺り時間がとれたら筑波に行こうと考えています。


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秋の装い [白露]

房総のむらの周辺の森はツルボの他に秋を代表する花が咲き始めています。
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ツルボが咲き始めてまもなく曼珠沙華も咲き始めます。
今回古墳群に色鮮やかに咲く曼珠沙華の花を期待して来たのですが、時期はまだ少しだけ早かった気がします。それでも緑の草に数輪際立って咲いている花にハッとさせられます。
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お彼岸に咲く曼珠沙華、お盆はミソハギ
池の奥深くにある湿地ではまだ咲いていました。
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湿地に生える葉で休むサトキマダラヒカゲ
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池の畔の遊歩道の陽の当たらない常緑林内の斜面で珍しい植物に出会えました。
ミヤマウズラという足首ほどの高さしかないランの仲間です。
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葉は濃緑色で網目の白斑が入ります。この様子がウズラの羽の模様に似ていることから名がついています。が、個人的には鳥が翼を広げたような形をした薄いピンク色の花がウズラっぽく、そちらの方が合っている気がするのですがいかがでしょう。
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ヤブラン
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コウヤボウキも一部咲き始めています。バックの紫はヤブランです。
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そして以前から気になっていた葉。ようやく花が咲き、その正体が分かりました。想像していた通り、カシワバハグマでした。漢字で"柏葉白熊"、柏の葉に似ていて、頭花が白熊(ヤクの毛)に似ていることから名がついています。
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ヒヨドリバナがまだ咲いています。
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そのヒヨドリバナの花の蜜を求めてドット柄の蛾がいます。シロモンノメイガです。日中活動する蛾の一種です。
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最近では余り見かけなくなったワレモコウ
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語源は色々あるそうですが、「我もこうありたい」とか、花を名付けるとき、色の話題になって、一人が「私は断じて紅色である。花が自分で言っているのだから間違いない、われも紅とする」と言ったことからワレモコウになったとか。
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房総のむらの里山ではまだまだ沢山の秋の花が咲いています。










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ツルボの咲く丘へ [白露]

久しぶりに"房総のむら"に行ってきました。
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印旛沼周辺では稲刈りが最盛期。刈った後には沢山の鷺が餌を求めて集まっていました。知らぬ間にツバメの姿は消えて、遠くモズの甲高い声が聴こえています。もうすっかり秋を迎えています。

秋の長雨が一段落して林の中ではキノコがあちこちに生えています。
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シロオニタケ
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タマゴタケ
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ホットケーキのような手のひらより大きいキノコや・・・
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柄の長さが30cmもあるキノコ等々たくさん出ていました。
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曼珠沙華の咲く少し前、ツルボという薄紫色した花が咲きます。

茎の高さは20~40cm、先端に総状花序をつけ、花序は細長い円筒形で下から開花していきます。
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流山の里山では見かけたことがなく、観たい一心の3年前、ある自然観察会でようやく出会えることができました。"ツルボ"を"ルツボ"と呼んでいた最初の頃を思い出します。きっとツルボに"るつぼ"だったのでしょうか?

この房総のむらの古墳群では夏、ヤマユリがあちこちに咲き、森全体がユリの芳香でみたされていました。
あれから2ヶ月、夏のはじめに鳴くニイニイゼミからツクツクボウシやコオロギの秋の鳴き声に変わりました。空も高くなり、湿度も少なくからっとしています。

その古墳には今、ツルボが見頃を迎えています。
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ツルボはキジカクシ科だそうです。
キジカクシという植物は茎の上部が多く分枝して、葉が生い茂ってキジを隠すことから名がついていますが、どうやらこのツルボは葉ではなく群生した花でキジを隠すのでしょう。

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ツルボは地下に卵球形の鱗茎を持ち、これを水にさらして良く煮れば食用となり、曼珠沙華同様救荒植物となります。戦後の食糧難の時代にも食べられたようです。

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今ではツルボをあちこちで良く見かけるようになり、以前のような"るつぼ"状態には陥らなくなりましたが、この房総のむらの薄紫の映えた、秋風に揺れたツルボの群生は見事でした。

これから房総のむらでは曼珠沙華の花が見頃を迎えます。



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色とりどり [白露]

一週間ぶりに早朝の用事がなく、のんびり起きる予定だったのですが、結局いつもと変わらない5時前に目が醒めてしまいました。これも窓に写る久々の快晴がいけません。
ここのところ曇りの朝で夜明けが過ぎても辺りは暗かったから、今朝の明るさはある意味反則でした。

"早起きは三文の徳"、食事を済ませて流山の熊野神社の曼珠沙華を観に。
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神社入り口手前でセスジスズメの幼虫を発見。全体は黒、オレンジと黄色の連続した眼状紋を持って、付け根がオレンジで先端が白い尾角を持っています。これほど綺麗な幼虫は他にはいないでしょう。
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朱色の曼珠沙華があちこちに咲き始めています。
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蕾とノシメトンボ
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境内の裏手にある森を散策。
こちらも朱色になったツリバナの仮種皮に包まれた種子が5つ出ています。
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見た目美味しそうな薄茶のきのこ。
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蚊と格闘しながら森をぐるっと一回り。出終わって神社をバックに曼珠沙華をもうワンショット。
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熊野神社を後にして隣にある"中の森"の縁沿いを歩いてきました。

先日の雨でできた水溜まりのそばでカラスアゲハが吸水していました。
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近くに寄って撮影しようとしたところ逃げてしまいましたが、気配を消してあげることで、再び舞い戻ってきて吸水をはじめました。
未だ曾てこれほど綺麗なカラスアゲハを見たことがありませんでした。しばらく別の種ではないかと疑うほど。その美しさに見とれていました。

説明はなし。
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アキノノゲシが咲いていました。レモンイエローのこの花が結構お気に入りです。
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この春お世話になったタラノキの果実。濃紺色です。
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最後はアカボシゴマダラ。ここ数年で本当に良く見るようになりました。これも温暖化のせいでしょう。
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色とりどりの昆虫や植物。適当に神様が色をつけたのではなく、意味あっての色なのでしょう。今日は色彩を楽しませてくれた早朝でした。
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